夏の昆虫観察会「幸せの青いハチを探そう!」を開催しました。
8月6日に「幸せの青いハチを探そう!」を開催しました。
2種類の青いハチが観察できました。ご参加の皆様、ありがとうございました。
観察したハチ(過去の写真)
その他:トックリバチ、セイヨウミツバチなど
観察会の様子
アルプス公園の自然:カマキリモドキ
三角形の頭、長く伸びた胸部、鎌状になった前脚…カマキリと共通した特徴を持ったこの昆虫は、カマキリモドキと呼ばれている。分類としてはアリジゴクで知られるウスバカゲロウに近い完全変態昆虫で、不完全変態のカマキリとは縁遠い。大きさや色合いもカマキリとは全然違っていて、むしろハチに擬態しているのではないかとも言われている。それでもこれほどの共通点を持つのは「前脚を使って獲物を捕食する」という目的のための収斂進化の賜物だ。
夜の灯火に集まってくるのを探す以外では見つけるのが中々困難な昆虫だが、写真の個体は出勤時に車の中に飛び込んでくるという思いがけない出会いをした。車内の写真ではそれっぽくないので、近場の葉の上に移すという若干のズルをしている。いつどんなチャンスがあるか分からないので、中々カメラは手放せない。
夏の昆虫観察会「国蝶オオムラサキを見よう!」を開催しました。
7月2日に「国蝶オオムラサキを見よう!」を開催しました。ご参加のみなさま、ありがとうございました!
観察の記録
観察したチョウ(過去の写真)
観察会の様子
アルプス公園の自然:アリスアブの仲間
博物館前の広場で、金色に輝くアブを複数見つけた。アリスアブというアブの仲間だ。「アリス」という文字をみると何だか可愛らしい印象を受けるが、漢字で書くとすると「蟻巣」で、アリの巣の中で成長するアブの仲間である。
アリスアブは見た目が似た種が多いが、腹部の模様と、寄主であるクロヤマアリFormica japonicaの巣が周辺にあることからコマチアリスアブMicrodon murayamaiだと思われる。
幼虫はドーム型の面白い形をしていて、アリの幼虫や蛹を食べて成長する。一度くらいは見てみたいと思っているのだが…
「春の自然観察会」を開催しました!
「冬の野鳥観察会」を開催しました。
あまり天候が良くない中でしたが、2月5日に野鳥観察会を開催しました。ご参加の皆さま、ありがとうございました。
姿を見た鳥
そのほか姿を見た鳥:トビ、ハシブトガラス、コゲラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、ジョウビタキ
鳴き声を聞いた鳥
カケス、イカル
アルプス公園の自然:スジボソヤマキチョウ
花の丘のオミナエシで吸蜜するスジボソヤマキチョウを何頭か見つけた。昨年はあまり見慣れなかった光景だ。
スジボソヤマキチョウは成虫で越冬した個体が春に卵を産み、6~7月に羽化した新成虫は暑い夏の間は活動をしない「夏眠」を行う。そして秋に再び活動を開始し冬を越す、というライフサクルをおくる。例年なら9月に入ってから活動を再開するので、オミナエシは最盛期を過ぎ蜜源にあまりならないのであろう。今年は8月半ばの長雨から涼しい日が続いたため、早々に活動を再開した個体が多い様だ。
しかし、ここ数日暑い日がぶり返している。こんな時スジボソヤマキチョウがどう行動するのか気になるところだ。
アルプス公園の自然:アブラゼミ、日中の羽化
昼過ぎに所用で外に出たところ、意外なものを見つけた。アブラゼミの羽化である。
通常セミの羽化は夜間に行われる。土中から這い出た幼虫は動きが鈍く、いざ羽化を始めると完全に無防備なので、天敵を避けるためだ。そのため、一瞬「羽化に失敗した個体か」とも思ったが、それにしては色が白く、よく見ると足が動いたため、羽化の最中で間違いなかった。せっかくなので時間ごとの変化を追ってみた。羽化が完了したらすぐにでも飛び立ちたいであろうに、結局日が暮れてもその場にいた。
昼に羽化した原因は、ここ最近続いた大雨だろうか。
8月も半ばを過ぎ、早く羽化をしたくて仕方がなかったのにできない日が続いたため、危険を顧みずに行動をおこしたのかもしれない。