2023年9月30日
9月30日に「秋の自然観察会」を開催しました。秋ということで、植物の果実を中心に様々な自然が観察できました。
ご参加の皆さま、ありがとうございました。
観察した植物

カラコギカエデ

クマノミズキ

サンシュユ

マメガキ
そのほか観察した生物

オオカマキリ
観察会の様子

クサギの実を観察

ガマズミの実を観察
2023年5月13日
5月13日に「初夏の野鳥観察会」を開催しました。ご参加の皆さま、ありがとうございました。
観察した野鳥

ホオジロは樹のてっぺん近くでさえずります

道端にキビタキのつがいが現れました。オスは美しい黄色です。

キビタキのメス。さえずりで探しやすいオスと違い中々みることができません。

水が溜まった池にカルガモがいました。観察会で見るのは初めてです。

ヤマガラ

コゲラ
そのほか:スズメ、ハシブトガラス、ハシボソガラス、トビ、シジュウカラ、ツバメ
鳴き声を聞いた野鳥(写真は再掲)

メジロ

センダイムシクイ
観察会の様子

“博物館前に集合

ヤマガラを観察
2023年4月19日
4月16日に春の自然観察会を開催しました。参加された皆様、ありがとうございました。
観察した生き物

アケビの花

冬鳥のヒレンジャクがまだ残っていてました。

春の雑木林に現れるミヤマセセリ

今年はかなり暖かくムラサキケマンの花も咲き始めました

イロハモミジの赤い花に様々なハナバチやハエが集まっていました

イタヤカエデの黄色い花が特徴です。ゾウムシの仲間(おそらくクロナガハナゾウムシ)が沢山いました。
観察会の様子

森の入口広場に集合

ヤマザクラを観察

ニワトコを観察

ミヤマウグイスカグラを観察
2023年3月17日
キレンジャク 学名:Bombycilla garrulus
ヒレンジャク 学名:Bombycilla japonica
スズメ目レンジャク科
冬鳥たちが移動を始める時期、動物園近くでレンジャクの群れを観察できた。
尾の先端が黄色いのがキレンジャクで、赤い(緋色)のがヒレンジャク。共に大陸から渡ってくる冬鳥で一緒に群れることもあるが、キレンジャクは北半球に広く生息するのに対し、ヒレンジャクは極東地域にしか生息しない。観察した群れはほとんどがヒレンジャクで、キレンジャクは数羽しかいなかった。
漢字では「連雀」と書くとおり基本的には群れていて、甲高い「ヒィーヒィー」という鳴き声も特徴的なので、知っていればすぐに分かる。

ほとんどがヒレンジャクだが、少なくとも1羽だけキレンジャクがいる。

キレンジャクは翼の縁も黄色くなる。 写真は動物園で廃棄になったリンゴを食べているところ。

年によって渡ってくる数が変わるが、今年は当たり年のようだ。 松本城でも水を飲んだり浴びたりする様子が観察できた。
2023年2月4日
2月4日に冬の野鳥観察会を開催しました。ご参加の皆様ありがとうございました。
観察した野鳥

博物館を出てすぐコゲラ・シジュウカラ・ヤマガラ・エナガ・ゴジュウカラが混じった群れ(混群)が見られました

ゴジュウカラは観察会では初観察です。 最近になって見る頻度が増えた気がします。

実を食べにきたシジュウカラ
その他 アトリの群れとそれを追うハイタカ・ツグミ・シロハラ・ジョウビタキ・ハシブトガラス・ハシボソガラス・カケス・ベニマシコ・イカル・カシラダカ
観察会の様子

2022年10月1日

エゾビタキ Muscicapa griseisticta
鳥の仲間には季節に応じて日本にやってくる渡り鳥が多くいる。繁殖のため春から秋にかけ日本で見られる鳥を「夏鳥」、越冬のため秋から春にかけ見られる鳥を「冬鳥」と呼ぶ。そして、渡りの途中で日本に立ち寄り、春か秋の短い期間だけ見られる鳥を「旅鳥」と呼ぶ。
エゾビタキも旅鳥の1種で、秋の公園で見ることができる。胸にある縦斑が特徴で、公園内で見られる近縁種のコサメビタキ(夏鳥)と見分けるポイントになる。ヒタキの仲間には英語で「フライキャッチャー」と呼ばれる一群がいて、枝から飛び出して、飛んでいる昆虫を空中で捕まえる姿が観察できる。上の写真も、そうやって狩りをしている最中だった。

小集団で行動することもあるようだ

まだ人の少ない朝、公園の水路で水浴び
2022年9月10日
9月10日に「秋の自然観察会」を開催しました。ご参加のみなさま、ありがとうございました。
観察会の様子・観察した生き物

ネムノキの実を観察

ススキの穂を観察

クズにいたオジロアシナガゾウムシ。鳥の糞に擬態していると考えられています。

イヌザンショウにいたエサキモンキツノカメムシ。背中にあるハートマークが特徴です。

カナヘビの子供
2022年8月6日
8月6日に「幸せの青いハチを探そう!」を開催しました。
2種類の青いハチが観察できました。ご参加の皆様、ありがとうございました。
観察したハチ(過去の写真)

メタリックブルーが特徴のオオセイボウ

腹部に青い模様があるアオスジハナバチ

東屋に巣を作っていたのはキアシナガバチ

キアシナガバチにくらべ小柄なコアシナガバチ

ヤブガラシにはキイロスズメバチが蜜を舐めに来ていました

ハキチバチの仲間は花粉を腹部に付けて運搬します。木の穴などに切り取った葉で仕切りをして巣を作ります。

地面の中のコガネムシなどの幼虫を狩るツチバチ(写真:キオビツチバチ♂)

クモバチの仲間はクモを狩って幼虫のエサにします(写真:オオシロフクモバチ)
その他:トックリバチ、セイヨウミツバチなど
観察会の様子

出発前の解説

クズに来たハキリバチを観察

オオセイボウを捕まえて観察
2022年7月20日

ヒメカマキリモドキ Mantispa japonica
三角形の頭、長く伸びた胸部、鎌状になった前脚…カマキリと共通した特徴を持ったこの昆虫は、カマキリモドキと呼ばれている。分類としてはアリジゴクで知られるウスバカゲロウに近い完全変態昆虫で、不完全変態のカマキリとは縁遠い。大きさや色合いもカマキリとは全然違っていて、むしろハチに擬態しているのではないかとも言われている。それでもこれほどの共通点を持つのは「前脚を使って獲物を捕食する」という目的のための収斂進化の賜物だ。
夜の灯火に集まってくるのを探す以外では見つけるのが中々困難な昆虫だが、写真の個体は出勤時に車の中に飛び込んでくるという思いがけない出会いをした。車内の写真ではそれっぽくないので、近場の葉の上に移すという若干のズルをしている。いつどんなチャンスがあるか分からないので、中々カメラは手放せない。
2022年7月2日
7月2日に「国蝶オオムラサキを見よう!」を開催しました。ご参加のみなさま、ありがとうございました!
観察の記録

観察したチョウ(過去の写真)

オオムラサキ

鼻にみえる部分が長いテングチョウ

蛇の目模様が特徴のジャノメチョウ

メスには白いものがいるモンキチョウ

ミドリシジミの仲間のオナガシジミ。すぐにいなくなってしまったので観察できた人はすくなかったかもしれません。

日本固有種のミヤマカラスシジミ。各地で数を減らしていますが、アルプス公園ではよく見られます。
観察会の様子

森の入口広場に集合

オカトラノオで吸蜜するミヤマカラスシジミを観察

見事オオムラサキを捕まえたお子さんが!

捕まえたオオムラサキで翅の色を間近で観察

食樹のエノキを観察