【会期延長】秋季企画展「“帰るモノたち”共に歩んだ考古資料展」

※12月25日(日)まで会期延長いたしました。この機会にぜひご覧ください。
※12月~2月まで平日休館となります。

 現在も開館へ向けて着々と準備が進められている新博物館ですが、市立博物館で保存されてきた考古資料の中には、他市町村から出土した遺物も多くあります。この度の新築移転に伴う資料整理において、以下6カ所の自治体にそれら資料が返却されることとなりました。そこで考古博物館では、各自治体へ帰郷する資料の一部を秋季企画展で展示します。
 市立博物館に保存されていた考古資料の多くは、市民の方々からの寄贈品です。高校の地歴会や個人の方など様々な経緯から市立博物館に収められることとなりましたが、その根底には公的機関で保管されることによって、散逸や遠方への流出、破損を防ぎ、出土品を考古資料や文化財として後世に残すべきものとする強い思いがあったのでしょう。市立博物館の歴史において、松本平の考古学を広く理解する一役を担うため共に歩んできたこれら資料が、郷里へ帰り新たな一歩を踏み出すこととなります。今までの感謝とエールを込めて、その姿を瞼に焼き付けるためぜひ考古博物館へご来館ください。

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会 場:松本市立考古博物館 第2展示室
会 期:令和4年9月3日(土)~11月27日(日)
延長後の会期:~12月25日(日)
※月曜休館(休日の場合は翌日休館)、12月は平日休館
料 金:通常観覧料(大人200円、中学生以下無料)
展示資料:
・塩尻市(双口土器などの縄文土器や石鏃類)
・山形村(縄文土器や磨製石斧など)
・安曇野市(錫杖頭、須恵器)
・南牧村(石器類)
・大町市(注口土器)
・信濃町(石器類)

 

 今年3年ぶりに開催される第42回あがたの森考古学ゼミナールでは、「-過去へ- 足跡をたどって」と題し企画展と連携した内容で、塩尻市立平出博物館の小松学館長(第1講)と松本市教育委員会文化財課の直井雅尚職員(第2講)の講演会を行います。地元研究者だからこそ語ることができる松本市と近隣市町村の発掘逸話をご聴講ください。
第42回あがたの森考古学ゼミナール案内はこちらをご覧ください。