Vol.068 アソビバ!オリジナル( R5.8.29 文責:高木 )
新博物館の「子ども体験ひろばアソビバ!」は博物館の特別な遊び場です。この、子どものための特別な空間に、いくつかオリジナルアイテムを用意しましたので、今回はそれらを紹介したいと思います。
「まつもとすごろく」
新博物館をふりだしに、ゴールの開智学校を目指して、松本市内の名所をぐるりと巡ります。あっちへ飛んだりこっちにもどったり、すいかの収穫で足止めされたりとなかなかゴールできません。モニタリングでは小学校5年生が男女一緒にとても盛り上がって遊んでいました。遊びながら自然に松本観光ができます。
「まつもとパズル」
古荘風穂さんのイラストで創った「まちをつくろう」を56×42㎝のジグソーパズルにしました。小学校6年生の子が二人で真剣にやって30分かかっていましたので、大人がやっても楽しめると思います。遊びながら地区の特徴や特産品などがわかってきます。
「オリジナル積み木とマグネット」
「まちをつくろう」に描かれたマップの建物を三角の積み木にしました。これも古荘さんのイラストです。マップの中を探して正解の場所に置くのもよし、自分の住んでいる場所を探して、隣に松本城や美しの塔を置くのも楽しいでしょう。
「まつもとファーム」の壁に貼って遊ぶマグネットには、松本伝統野菜の―本ネギや保平かぶ、カブトムシもいます。これも風穂さんのイラストです。
どちらのアイテムも子どもたちが遊びやすいように素材や大きさを検討するだけでなく、積み木の角はすべて丸く削り、誤飲を防ぐためマグネットをネジ式にしたりと安全にも配慮しています。
「前掛けと提灯」
ままごと遊びのコーナーには、酒屋さんでおなじみの昔ながらの前掛けに博物館のロゴを入れてオリジナルを作りました。子ども用もあります。この昔ながらの綿織物の前掛けにはしっかりとした紐がついています。このひもを丹田とよばれるおへその下にしっかりしめることによって、重いものを持っても腰を痛めないそうです。前掛けは服を汚さないというよりも、重労働から体を守る機能があったんですね。また、このロゴでオリジナルの提灯も作っています。
「六面体パズル」
正方形の積み木の六面にそれぞれイラストが描かれています。松本てまり、松本城、七夕人形、シガマッコウクジラ、山岳ヘリとFDA、松本一本ねぎと保平かぶの6種類です。新博物館のエントランスに掲げた大型イラストとエジタルサイネージを組み合わせた「ようこそ松本」のイラストレータースズキサトルさんの作品の一部を使わせてもらいました。
「てまり温泉」
ヒノキで作られたボールプールにてまりがたくさん入っています。このてまりは松本市のリユース事業で持ち込まれたてまりを使わせてもらいました。様々なてまりが120個と、てまり温泉用に特別に作っていただいた優しい色合いのてまりが100個入っています。子どもだけでなく大人もこの温泉に入って癒されてほしいと思います。
開館まで40日を切りました。アソビバ!のオリジナルアイテムで子どもたちが遊んでくれる日が近づいています。