常設展展示紹介② 「縄文時代の土器1」

縄文時代の松本平

 縄文時代は草創期・早期・前期・中期・後期・晩期の6つに分けて考えられています。前・中期(約6000年~4500年前)の気候は今よりも温暖で、東日本では中期に最も文化が栄えました。
 松本平でも、鉢伏山をはじめとする東山山麓一帯に大きなムラが次々と作られました。人々は森に近い、沢沿いの丘陵や台地を生活の場として好んだようです。

縄文時代の家の中(イメージ図)

縄文時代の家の中(イメージ図)

華やかな縄文土器

 当館の縄文時代の展示は「縄文時代中期の土器」が展示テーマとなっています。縄文時代中期は、松本平で最も縄文文化が栄えた時期です。この時期につくられた華やかな土器が展示室のステージに所狭しと並べられ、間近で土器を見ることができます。
 展示コーナー前半は縄文時代中期初め~中頃、後半は中期後半の時代を象徴する土器を展示しています。土器には形や文様に地域ごとの流行があり、人々の広い交流を知ることができます。

常設展「縄文時代の土器」

常設展「縄文時代の土器」

 

コラムクイズ

つる草のように美しい文様のこの土器は、縄文中期後半に松本平を中心に栄えた文化で発達した土器です。この型式の土器を何というでしょう。

縄文土器

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