パネル展「アルプス公園のサクラ」開催のお知らせ
日本では古くからサクラが愛されてきました。各地に自生する複数の野生種やその交雑種と、それらを元に多くの園芸品種を生み出し、様々な場所に植えて愛でてきました。
アルプス公園でも、様々なサクラが植樹され、生育しています。最も多いソメイヨシノとは花色や花びらの枚数が違うサクラがあり、それぞれの開花時期も違うので、3月末~5月上旬を目安に長い期間楽しむことができます。そんなアルプス公園のサクラをパネルで紹介します。
会 期
令和5年4月1日(土)~5月7日(日)(月曜休館、5月1日(月)は特別開館)
会 場
松本市山と自然博物館2階ロビー
入館料
無料
※常設展示の観覧には通常観覧料(大人310円、中学生以下無料)が必要です。
その他
公園内のサクラの場所がわかる地図を配布予定です。
展示紹介:松枯れ材を活用したエレキギター
アカマツは、松本市の「市の木」にも指定される、市民にとって馴染み深い樹木ですが、近年、市内では松枯れの被害が深刻化しています。松枯れの被害にあった木材は有効活用されず放置されたり、焼却処分されたりすることがほとんですが、市内の企業がエレキギターの材として有効活用する取組みを行っています。そのギターの1つが松本市に寄贈されました。人と自然の関わり、木材の利用を伝える資料として、山と自然博物館で展示中です。
松本産アカマツ・ギタープロジェクトとは?
市内のギター製造会社、(株)ディバイザーでは、松枯れにより止むを得ず伐採したアカマツを用いたエレキギターを作り、販売しています。きっかけは、社員が市内の山林で、松枯れ被害の対策に携わったことでした。 「松枯れ被害など、地域の環境に関心を持つきっかけをつくりたい」という想いから、通常はギターに使用しないアカマツ材の、しかも松枯れ被害にあった取扱いの難しい木材を用いて、試行錯誤の末に完成させました。通常は避ける木材の節や虫食いの跡をデザインに取り入れ、松枯れ材によく見られる青みがかった染みをあえて生かした塗装を施すことで、個性的な印象の「アカマツギター」が完成しました。
松枯れとは
健康なマツが急激に枯れていく病気です。原因は線虫という小さな生物(マツノザイセンチュウ)の寄生により、根から吸い上げた水を通す仮道管が詰まってしまうことです。この線虫は、マツノマダラカミキリの体内にいて、カミキリがマツの新葉をかじると、そこからマツに感染・増殖します。そして枯れたマツにカミキリが産卵し、翌年の初夏には線虫に寄生された新成虫が羽化します。この線虫は、従来日本にはいませんでしたが、外国からの輸入木に寄生しており、そこからマツノマダラカミキリに寄生したといわれています。
特別展『信州の蝶とその多様性』開催のお知らせ
全国で最も種類が多いと言われている長野県の蝶について、松本市にお住まいだった蝶類研究家浜栄一氏の標本を用いて展示・解説します。また、浜氏の点描画や研究・活動について展示します。
会期:5月16日(土)~9月27日(日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場:山と自然博物館 2階常設展示室
料金:通常観覧料金(大人310円 中学生以下無料)
企画展「身近な昆虫、トンボ」開催のお知らせ
現在松本市で行われている「市民トンボ調査」に併せて、松本市近郊だけでなく日本各地に生息するトンボの標本を展示します。世界最大級のトンボ、ハビロイトトンボも展示!
会期:7月6日(土)~9月29日(日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場:山と自然博物館 2階常設展示室
料金:通常観覧料金(大人300円 中学生以下無料)
市民トンボ調査についてはこちら(外部リンク)
企画展「ボタニカルアート展 植物画の魅力」
ボタニカルアートとは、植物学的な絵画のことで、学術上描かれてきた植物図に芸術的な要素を加えた作品です。この展覧会では、塩尻市に住むボタニカルアート作家山田恭子氏の作品を展示します。植物学的な正確さを厳守しながらもその造形の妙と美しさを表現した作品をこの機会 にぜひご覧ください。
また、この展覧会に関連して、山田恭子氏を講師に招き、ボタニカルアート講座も開催をします。
●ボタニカルアート展
会期:2月3日(土)~3月11日(日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会場:山と自然博物館 2階無料スペース
料金:無料(常設展示は通常料金)
●ボタニカルアート講座(申し込みは終了しました。)
日時:3月4日(日)午後1時~午後4時
会場:山と自然博物館 2階講座室
講師:山田恭子氏(ボタニカルアート作家)
料金:大人300円、中学生以下100円
定員:15人(達し次第締め切り)
持ち物:特にありません。
申し込み:2月10日(土)より山と自然博物館まで
開館10周年記念特別展「文学に登場する昆虫たち~ホメロスとヘッセ」
西洋の神話や文学にはさまざまな昆虫が登場します。例えば、古代ギリシアの詩人ホメロスの化身とされるアポロチョウは、ギリシア神話に登場する太陽神アポローンに由来しています。昆虫たちの学名や星座の名前の多くが、ギリシア神話の神々にあやかって付けられています。
また、中学校の国語の教科書に長年掲載され、日本人になじみの深い小説家ヘルマン・ヘッセ(1877~1962)の『少年の日の思い出』にも、さまざまな昆虫たちが登場しています。
本展では、こうした西洋の神話・文学の登場人物と昆虫との関わりを昆虫標本や関係資料で紹介します。
1 会 期 平成29年7月15日(土)~9月24日(日)64日間
(月曜日は休館 月曜日が休日の場合はその翌日 ただし8月7日、14日は臨時開館)
2 会 場 松本市山と自然博物館 2階常設展示室
3 入 館 料 常設展示入館料(大人個人300円・団体200円、中学生以下無料)
4 展示資料
・昆虫標本約50箱
・写真パネル60枚
・ヘッセの直筆水彩原画2点・直筆サイン本2冊
・北杜夫著「どくとるマンボウ昆虫記」の『詩神の蝶』2冊
・手塚治虫の弟子小林準治氏の「ホメロスの蝶」原画20点(A4サイズ額装品)
・北杜夫氏の直筆色紙2点
・在スイス日本国大使から贈られた御礼本
・ヘッセの実孫ジルバー・ヘッセ氏の鑑賞状況写真1点
関連イベント
ギャラリートーク「物語の中の昆虫たち」
⑴ 日 時 平成29年7月30日(日) 午後2時~午後3時30分
⑵ 会 場 松本市山と自然博物館 2階常設展示室
⑶ 講 師 日本昆虫協会理事 新部公亮 氏
⑷ 料 金 常設展示入館料
企画展「ボタニカルアート展 植物の美しさ」を開催します
1 内 容 植物の特徴を表現した芸術であるボタニカルアートの展示です。植物学的な正確性を厳守しな
がら、その造形の妙や美しさを表現した作品をご覧いただきます。
2 会 期 平成29年2月25日(土)~平成29年3月20日(月・祝)
3 会 場 松本市山と自然博物館2階ホール
4 料 金 無料(ただし常設展示は大人300円の通常入館料が必要)
5 展示品 ボタニカルアート作家山田恭子氏の作品約15点
6 講 座 ボタニカルアート講座
日 時 平成29年3月12日(日) 午後1時~午後4時
会 場 松本市山と自然博物館2階講座室
料 金 大人300円(中学生以下100円)
定 員 20名(定員に達し次第締め切ります)
講 師 ボタニカルアート作家 山田恭子氏
申込み 電話にて山と自然博物館まで 3月1日(水)から受付開始
「まつもとの名山1~美ヶ原の自然と歴史~」(7月15日~9月4日)
松本市域には、深田久弥の『日本百名山』のうち6座があります。その中で、市民の暮らしとつながりが深く、学校登山でもなじみのある美ヶ原をとりあげます。
江戸時代から知られている美ヶ原の歴史・文化と自然についてふれ、戦後の観光・学校登山等を通して、美ヶ原の魅力を紹介します。
まつもとの名山1 美ヶ原の自然と歴史 チラシ
※松本市立博物館「山岳画家・武井真澂先行公開展」と同時開催
会期
平成28年7月15日(金曜日)~9月4日(日曜日)
月曜日休館(休日の場合はその翌日) ※ただし8月1日、8日、15日は開館
午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
開催場所
松本市山と自然博物館 2階常設展示室
観覧料
通常観覧料 大人300円(200円)、中学生以下無料
※( )内は団体料金