開館10周年記念特別展「文学に登場する昆虫たち~ホメロスとヘッセ」
西洋の神話や文学にはさまざまな昆虫が登場します。例えば、古代ギリシアの詩人ホメロスの化身とされるアポロチョウは、ギリシア神話に登場する太陽神アポローンに由来しています。昆虫たちの学名や星座の名前の多くが、ギリシア神話の神々にあやかって付けられています。
また、中学校の国語の教科書に長年掲載され、日本人になじみの深い小説家ヘルマン・ヘッセ(1877~1962)の『少年の日の思い出』にも、さまざまな昆虫たちが登場しています。
本展では、こうした西洋の神話・文学の登場人物と昆虫との関わりを昆虫標本や関係資料で紹介します。
1 会 期 平成29年7月15日(土)~9月24日(日)64日間
(月曜日は休館 月曜日が休日の場合はその翌日 ただし8月7日、14日は臨時開館)
2 会 場 松本市山と自然博物館 2階常設展示室
3 入 館 料 常設展示入館料(大人個人300円・団体200円、中学生以下無料)
4 展示資料
・昆虫標本約50箱
・写真パネル60枚
・ヘッセの直筆水彩原画2点・直筆サイン本2冊
・北杜夫著「どくとるマンボウ昆虫記」の『詩神の蝶』2冊
・手塚治虫の弟子小林準治氏の「ホメロスの蝶」原画20点(A4サイズ額装品)
・北杜夫氏の直筆色紙2点
・在スイス日本国大使から贈られた御礼本
・ヘッセの実孫ジルバー・ヘッセ氏の鑑賞状況写真1点
関連イベント
ギャラリートーク「物語の中の昆虫たち」
⑴ 日 時 平成29年7月30日(日) 午後2時~午後3時30分
⑵ 会 場 松本市山と自然博物館 2階常設展示室
⑶ 講 師 日本昆虫協会理事 新部公亮 氏
⑷ 料 金 常設展示入館料