夏休み将棋教室 開催中止のお知らせ
毎年8月に窪田空穂生家にて実施しています「夏休み将棋教室」は、
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年度は中止といたします。
楽しみにしていた皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、
ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
今月の短歌 ~窪田空穂の歌の魅力をご紹介~
歌人として活躍した窪田空穂は、生涯で1万4千首以上の短歌をのこしています。空穂の短歌は日常の一瞬を切り取ったものが多く、時代を超えて私たちの心に染みわたります。
窪田空穂記念館職員が選んだ今月の短歌をご紹介します。
スタンドの灯かげの狭くわれ囲み
夏の夜のやみ深さ知られず
(スタンドのひかげのせまくわれかこみ
なつのよのやみふかさしられず)
歌集『卓上の灯』所収
歌集『卓上の灯』(1955年刊)に、「暑熱甚し」と題して収められた九首の一つです。
卓上のスタンドが狭い範囲を明るく照らしており、その周りには、限りもない深い闇が広がっていると詠んでいます。
他の季節と比べても一段と暗く感じられる夏の夜の闇。その中、電灯が照らすわずかな空間に自分はひとり座っている。限りなく広い天地の間に生きている微小な存在の自分に思いが及んでいたのでしょう。
ところで、この写真の机は空穂が実際に使っていたものです。愛用の筆記用具、ルーペ、時計、Peace缶(たばこ)などが置かれています。面白いのは、トランプがあることです。空穂はトランプ占いが好きでよくやっていたといいます。
窪田空穂記念館では、この短歌の直筆色紙を7月末まで展示しています。
直筆だからこそ感じ取れる空穂の想いを、ぜひご覧ください。
第3回・第4回 短歌講座開催のお知らせ
窪田空穂記念館では、新型コロナウイルス感染症の影響により、第1回・第2回の短歌講座を休講とさせていただきましたが、緊急事態宣言が解除され、県境を越えての移動も普通に行われることとなりましたので、感染防止対策を徹底した上で、第3回・第4回の講座を予定通り開催することとなりました。皆様のお申込みをお待ちしております。
※新型コロナウイルス感染症の影響により、中止または内容が変更になる場合がありますのでご了承ください。
その場合はこちらのホームページにてお知らせいたします。
日 程
第3回:9月6日(日) 講師:内藤 明 氏
第4回:10月11日(日) 講師:大下 一真 氏
時 間
午後1時40分~3時50分
会 場
窪田空穂生家 *窪田空穂記念館向かい
受講料
1講座につき1,500円
定 員
各回30名(先着順) *新型コロナウイルス感染防止のため定員を減らしております。
申込み
随時受け付けます。
〇申込書は下記よりダウンロード可能です。
令和2年度短歌講座申込書(第3・4回分)
〇申込書に必要事項をご記入の上、受講料分の郵便為替または現金書留と一緒に窪田空穂記念館へお送りください。
※為替には何も記入せず、発行日から3か月以内のものをお願いします。
〇記念館窓口でも受け付けます。申込書と現金をお持ちください。
〇納入された受講料は原則としてお返しできません。
投稿方法
受付後に、「投稿用はがき」を受講回数分まとめてお送りします。投稿歌をご記入の上、各回の締切日までにご返送ください。投稿歌は、自作のもので1講座につき1人1首とします。講座では講師の先生から1首ずつ講評していただけます。
【投稿歌締切日】
第3回:8月12日(水) 第4回:9月15日(火)
感染防止へのご協力のお願い
講座を再開させていただくにあたり、講師や受講者の皆様が安全に受講していただけるよう、換気、受講者数の削減、座席の配置などの感染防止策を徹底しますが、皆様におかれましても下記感染予防へのご協力をお願いいたします。
①受講前、手指の消毒または石けんによる手洗いをお願いします。
②受講の際はマスク着用の徹底をお願いします。
③風邪の症状や発熱、倦怠感や息苦しさがある場合は受講をお控えください。
問い合わせ
窪田空穂記念館
TEL:0263-48-3440
FAX:0263-48-4287
今月の短歌 ~窪田空穂の歌の魅力をご紹介~
歌人として活躍した窪田空穂は、生涯で1万4千首以上の短歌をのこしています。
空穂の短歌は日常の一瞬を切り取ったものが多く、時代を超えて私たちの心に染みわたります。
そんな空穂の短歌を「今月の短歌」として毎月ご紹介します。
〈6月の短歌〉
高山のかこめる空の真中占め
五層さやかに深志城立つ
(たかやまのかこめるそらのまなかしめ
ごそうさやかにふかしじょうたつ)
(歌集『木草と共に』所収)
昭和38(1963)年、空穂86歳のときの短歌です。
「松本市を想ふ」と題してまとめた7首の内の一首で、信州の山々に囲まれた空の真ん中にたつ松本城(深志城)を思い起こして詠んでいます。
松本市和田出身の空穂は、23歳から東京に住みますが度々松本にも帰省しています。最後の帰省は77歳のときで、城山公園に空穂の歌碑がたてられ、その除幕式のための帰省でした。この歌を詠んだのはそれから約10年後。この頃は病に伏せっていたり、若いころを思い出しての歌もあったりと、いろいろな面で故郷を思い出し自分を励ましていたのかもしれません。「さやかに」とは「さわやかに」や「はっきりと」という意味があります。今も昔も、そしてどんな状況でも”さやかに”そこにたっている松本城。この短歌をよむと、松本城は変わらないその姿で私たちを励ましている気がしてきます。
この短歌の空穂直筆色紙を、窪田空穂記念館にて6月末まで展示しています。
直筆だからこそ感じ取れる空穂の想いを、ぜひご覧ください。
「松本の子どもの短歌(うた)・2019」入賞作品展 開催中止のおしらせ
当面の間延期としておりました「松本の子どもの短歌・2019」入賞作品展は、
新型コロナウイルスの感染拡大により、開催を中止いたします。
楽しみに待っていてくださった皆様には大変ご迷惑をおかけしますが、ご理解を賜りますようお願いいたします。
お問い合わせ
窪田空穂記念館まで(TEL 48-3440)
2月29日(土)冬季文化講座「冬日ざし」中止のお知らせ
2月29日(土)に開催を予定しておりました冬季文化講座「冬日ざし」は
新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止とさせていただきます。
参加を予定されていた皆様には、誠にご迷惑をお掛けいたしますが、
何卒ご理解・ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
【中止講座詳細】
日時:2月29日(土)午後1時30分~3時
演題:松本の武士のくらし
講師:後藤 芳孝 氏
場所:窪田空穂生家
窪田空穂記念館 冬季文化講座「冬日ざし」を開催します
冬季文化講座「冬日ざし」
窪田空穂の歌集『冬日ざし』から名づけた文化講座です。
穏やかな冬の日ざしのなか、ゆったりとした学びの時間をお過ごしいただけます。
〇日 程
日にち | 演題 | 講師 |
2月1日(土) |
窪田空穂と木下尚江 ~空穂の父・庄次郎をとおして~ |
上條 宏之 氏 (前長野県短期大学学長) |
2月8日(土) |
江戸時代、松本の本屋 高美屋甚左衛門とその時代 |
高美 正浩 氏 (高美書店店主) |
2月22日(土) |
ひまわり油にチャレンジ ~ゼロから始めた健康志向油づくり~ |
篠田 洋一 氏 (元理科教員) |
2月29日(土) |
松本の武士のくらし |
後藤 芳孝 氏 (まつもと文化遺産保存活用協議会会長) |
※2月29日(土)の講演は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止とさせていただきます。
詳細はリンク先をご確認ください。
〇時 間 いずれも 午後1時30分~3時
〇会 場 窪田空穂生家(記念館向かい)
〇受講料 無料
〇定 員 各回 50人
〇申込み 窪田空穂記念館へ(TEL 0263-48-3440) ※ご希望の回のみの受講も可
空穂生家「将棋教室」を開催します。
窪田空穂の生家で将棋教室を開催します。
プロ棋士から将棋の手ほどきを受けるチャンスです。
初心者コーナーもあるので、将棋が初めての方も気軽にご参加ください。
将棋の面白さを味わってみましょう!
日時
11月9日(土)
午前の部:10時~12時(小・中学生対象)
午後の部:13時~15時半(小・中・高・大人)
※どちらかのみの参加でも、1日参加でもOK
会場
窪田空穂生家(窪田空穂記念館向かい)
参加料
無料
内容
プロ棋士模範対局
指導対局コーナー
初心者コーナー
子ども腕試し大会(午後)
講師
石川陽生七段
小林宏七段
田中悠一五段
野島崇宏指導棋士四段
長沢千和子女流四段
日本将棋連盟塩尻支部会員
申込み
電話またはFAXで窪田空穂記念館まで(当日受付も可)
TEL:0263-48-3440 FAX:0263-48-4287
〒390-1242 松本市和田1715-1
企画展「枯れざる生命~空穂と万葉集~」開催中です(9月14日~11月24日)
枯れざる生命(いのち)~空穂と万葉集~
「歴史上、尊いといふばかりでなく、一つの歌集としても、枯れざる生命を持ってゐて…」
松本市和田出身の歌人・窪田空穂は、万葉集の魅力をこう表現しています。
国文学者としても大きな業績を残した空穂。中でも『万葉集評釈』は「一般読者界の人に紹介する評釈にしたい」と、空穂が心を込めて著したものの一つです。
初めて万葉集にふれた若き日から、これからの未来を担う若者たちに思いを馳せた『万葉集評釈』執筆までの空穂の思いに触れていただきます。
![展示風景](https://matsu-haku.com/kubota/wp-content/uploads/sites/5/2019/09/1afa123f05fa115cb5797fcef0f5cbe8-225x300.jpg)
展示風景
会 期
令和元年9月14日(土)~11月24日(日)
※月曜日休館(月曜日が休日の場合はその翌日)
開館時間
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
開催場所
窪田空穂記念館 会議室
観 覧 料
大人310円、中学生以下無料
記念講演会「万葉集の魅力~窪田空穂にふれながら~」【終了しました】
講師 内藤 明 氏(早稲田大学教授)
日時 令和元年10月19日(土) 午後1時30分~午後3時
会場 窪田空穂生家(窪田空穂記念館向かい)
料金 無料
講演会のお申し込みは電話またはFAXで窪田空穂記念館へ
電話:0263-48-3440
FAX:0263-48-4287