重要文化財馬場家住宅 8月の事業一部中止について
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、年間行事予定掲載の下記事業を中止いたします。
・8月 7日 ほうとうサービス
・8月22日 お茶席の会
楽しみにされていた皆様には大変申し訳ございません。
なにとぞ、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
馬場家住宅 「お茶席の会」を開催します
作法がわからなくても大丈夫です。どなたでもお気軽に参加いただける、お茶席の会を開催します。重要文化財に指定されている江戸時代の古民家で、ゆったりとした時間をお過ごしください。
会 場
馬場家住宅主屋
料 金
無料
ただし、観覧料として大人310円が必要です。
中学生以下・松本市在住の70歳以上の方は無料です。
申込み
不要です。お気軽にどうぞ!
開催予定
第1回 7月25日(日) おしゃれ茶道の会(裏千家)
第2回 9月26日(日) おしゃれ茶道の会(裏千家)
第3回 10月24日(日) 松風の会(表千家)
第4回 11月7日(日) おしゃれ茶道の会(裏千家)
各回午前10時から正午まで
その他
新型コロナウイルスの感染状況等により、急きょ開催を変更・中止する場合がございます。開催の変更・中止につきましては、本ホームページにて事前にお知らせいたしますのでご確認ください。
参加される際には、検温、手指消毒、マスク着用へのご協力をお願いします。
(終了しました)まつもとの七夕2021 「古民家で楽しむ七夕さま」を開催します
月遅れで行われることが多い松本地方の七夕は、縁側に七夕人形を飾り付け、行事食の「ほうとう」や「七夕まんじゅう」を食べるという独特の風習が残っています。
馬場家住宅では、松本まるごと博物館連携事業「松本の七夕2021」の一環として、企画展「古民家で楽しむ七夕さま」を開催し、江戸時代末期創建の古民家で七夕の縁側風景の展示や、松本の七夕行事の紹介を行います。
皆様のご来館をお待ちしています。
1 会 期
令和3年7月3日(土)~8月15日(日) (月曜日休館、祝日の場合は翌日)
2 料 金
通常入館料
大人310円、20名以上の団体は200円、70歳以上の松本市民・中学生以下は無料
3 内 容
①七夕人形の揺れる縁側
古民家の縁側に七夕人形などを飾り、松本でかつてよく見られたという七夕風景を展示します。
②パネル展示
松本の七夕人形について紹介します。
③七夕人形作りコーナー
型紙や折り紙を使って七夕人形を自作できるコーナーを設けます。
4 関連事業
①七夕人形作り講座
当館職員が講師となり、制作キットを使った紙雛形式の七夕人形作り講座を開催します。
日時
令和3年7月7日(水)、8月7日(土)
各午後1時30分~午後3時30分
会場
馬場家住宅 主屋
定員
各10名
料金
1,000円(キット代)、通常入館料
申込
開催前日までに電話にて当館まで(0263-85-5070)
②七夕の縁側を見てみよう
中門を特別開放し、普段は入れない坪庭から七夕人形が飾られた光景をご覧いただけます。
日時
8月7日(土)の開館時間中
場所
馬場家住宅 坪庭・中門
料金
通常入館料
③松本まるはく連携企画 七夕人形流し
七夕行事の「祓い(はらい)」の願いに着目し、松本地方で見られたという「七夕人形流し」を行います。
内容
期間中、連携5館では来館者に「流しびな形式」の七夕人形を配布します。お配りした人形で体を擦るなどして、ご自身の「厄」を人形に移してください。人形は各館でお預かりし、8月8日(土)の午前8時に松本市歴史の里内の水路で流します。
日時
令和3年8月8日(日) 午前9時から30分程度
場所
松本市歴史の里(松本市島立2196-1)
連携館(人形配布館)
松本市はかり資料館・窪田空穂記念館・重要文化財馬場家住宅・松本市歴史の里・松本市安曇資料館
料金
無料(ただし、歴史の里を見学される場合は、別途通常入館料)
5 その他
缶バッジのプレゼント
会期中、連携館に来場された方に市民学芸員がデザインした缶バッジをプレゼントします。缶バッジには七夕人形の一つである「カータリ」があしらわれています。
数量限定のお渡しになりますので、ご希望の方はご来館の際にお申し出ください。
重要文化財馬場家住宅 6月の事業一部中止について
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、年間行事予定に載っております下記の事業を中止いたします。
・6月27日 お茶席の会
楽しみにされていた皆様には大変申し訳ございません。
なにとぞ、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
朗読の会を開催しました
企画展「松本押絵雛による端午の節句展」の関連事業として5月30日(日)に「朗読の会」を開催しました。朗読インストラクターの小松志づ子氏をお招きし、端午の節句の由来や、馬場家住宅がある松本市内田周辺に伝わる民話などをご披露いただきました。 朗読の会の様子
当日は天気にも恵まれ、馬場家住宅の雰囲気と小松氏の温かで心地よい語り口とが合わさり、時に楽しく、時にもの悲しい物語の世界を存分に堪能できる場となりました。
ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
講座「馬場家文書を読む」 第1回目を開催しました
馬場家に伝わる古文書類を紐解き、馬場家や地域の歴史に触れる講座「馬場家文書を読む」の第1回目を、5月29日(土)に開催しました。
今回は「馬場家文書との出会い」と題し、古文書に書かれている内容ではなく、古文書そのものにスポットをあてました。使われている紙や冊子の仕立て方、武士と農民の字の違いなど、古文書そのものからどのようなことが読みとれるのかを、実物の資料に触れながら学びました。
例えば、講座で扱った古文書の中には、下書きや書き損じのものもありました。なぜ下書きや書き損じの文書が残されているのか。実は、これら下書き等の文書はふすまの下張りなどで見つかることがあり、建具の補修や制作に用いられている例が見られるそうです。紙が貴重であった時代のリサイクル術といったところでしょうか。
講座では古文書の実物に触れられる珍しい機会ということもあり、質問や意見が活発に交わされる様子が見られました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
第2回目は、6月26日(土)の開催を予定しています。次回は馬場家の由緒について扱う予定です。6月12日(土)の午前9時から参加を受け付けますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。
講座の様子
重要文化財馬場家住宅 5月の事業一部中止について
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、年間行事予定に載っております下記の事業を中止いたします。
・5月23日 お茶席の会
楽しみにされていた皆様には大変申し訳ございません。
なにとぞ、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
馬場家の風景 柏の葉と馬場家
5月5日はこどもの日でした。当日は雨交じりの天気でしたが、開催中の企画展「松本押絵雛による端午の節句展」にはこの日に合わせ多くの方にご来館いただきました。誠にありがとうございました。
ところで、こどもの日に柏餅を食べたご家庭も多かったと思います。端午の節句に柏餅を食べる風習は、江戸時代に始まり、江戸の町を中心に広がったと考えられています。柏餅に使われる柏の葉は冬でも葉が枯れず、新しい芽を出すまで残ります。そのため、葉を家に見立て、家系が絶えない子孫繁栄のシンボルとして家の存続を重視する当時の社会で好まれたといいます。
実は、馬場家の家紋には、この柏の葉が用いられてます。柏の葉を用いた家紋は多く、様々な種類がありますが、馬場家住宅で見られる家紋は柏の一枚葉をあしらった造形です。古くは三つ柏だったものが一枚柏に変わったと伝わります。柏の葉を家紋に用いた由来はわかりませんが、柏のように長く子孫が繁栄するよう願ったのでしょう。
館内では、屋根の軒瓦をはじめ、様々な場所でこの家紋を見ることができます。ご来館の際には、どんなところに柏の葉があしらわれているかにも注目してみてください。
講座「馬場家文書を読む」を開催します
天正10年(1582)から内田の地に住み着き、江戸時代には村の指導的立場にいたという馬場家には、近世から近代にかけての文書や古典籍が数多く残されています。
本講座では、これらの資料を扱い、内容を読み解きながら当時の馬場家や近隣地域の姿、時代背景を学びます。各回独立の講座を予定しておりますので、是非ご参加ください。
日 程:令和3年5月~10月の各月1回
詳細は下記予定表のとおり
時 間:午前9時30分~11時30分
会 場:重要文化財馬場家住宅(松本市内田357番地6)
受講料:各回 500円
定 員:各回10名
講 師:信濃史学会会員 太田秀保氏
申込み:下記予定表の受付開始日の午前9時以降、電話受付(0263-85-5070)
その他:新型コロナ感染症の感染状況等により、内容を急遽変更・中止する場合がございます。
- 各回開催予定表
馬場家の風景 カタオカザクラ
今、馬場家住宅西側の門庭で1本の桜が満開を迎えています。「カタオカザクラ」という名前のこの桜は、松本城などで見られる「ソメイヨシノ」とは異なり「カスミザクラ」という桜の一種です。名前の「カタオカ」は、かつて馬場家住宅も含まれていた旧片丘村の山中で発見された事に由来します。
多くの桜は10年程度経たないと花を咲かせませんが、カタオカザクラは高さ数十センチの若木でも2~3年で花を咲かせるという性質があります。また、大きくても4~5m程度にしか育たないという性質を持っています。そのほかに開花時期がソメイヨシノに比べ遅い、花の柄に短い毛が生える、花をつけている部分から葉が生えるといった特徴があります。
カタオカザクラは、元東京大学理学部付属植物園日光分園主任の久保田秀夫氏に発見され、昭和27年にカスミザクラの新品種として認められました。原生地の山火事により一時は姿を消したものの、久保田氏が残していた木から接ぎ木苗が作られ、松本市内では馬場家住宅や内田地域づくりセンターなどで見ることができます。
門前では新緑の屋敷林を背景にした薄紅色のカタオカザクラが見事に咲いています。ご来館の際には、若葉の候の桜もお楽しみ下さい。