講座「馬場家文書を読む」 第1回目を開催しました

 馬場家に伝わる古文書類を紐解き、馬場家や地域の歴史に触れる講座「馬場家文書を読む」の第1回目を、5月29日(土)に開催しました。
 今回は「馬場家文書との出会い」と題し、古文書に書かれている内容ではなく、古文書そのものにスポットをあてました。使われている紙や冊子の仕立て方、武士と農民の字の違いなど、古文書そのものからどのようなことが読みとれるのかを、実物の資料に触れながら学びました。
 例えば、講座で扱った古文書の中には、下書きや書き損じのものもありました。なぜ下書きや書き損じの文書が残されているのか。実は、これら下書き等の文書はふすまの下張りなどで見つかることがあり、建具の補修や制作に用いられている例が見られるそうです。紙が貴重であった時代のリサイクル術といったところでしょうか。
 講座では古文書の実物に触れられる珍しい機会ということもあり、質問や意見が活発に交わされる様子が見られました。ご参加いただいた皆様、誠にありがとうございました。
 第2回目は、6月26日(土)の開催を予定しています。次回は馬場家の由緒について扱う予定です。6月12日(土)の午前9時から参加を受け付けますので、ご興味のある方は是非ご参加ください。

講座の様子

 

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