アルプス公園の自然:ツルウメモドキ(ニシキギ科)

ツルウメモドキ場所:花の丘

 秋には赤系色の実がたくさん見かけられます。これは鳥に食べてもらいやすい色だからです。数ある赤い実の中、ツルウメモドキは実の付け根に黄色いものがあって見分けられます。元々黄色い果皮に包まれた状態で、それが熟すと3つに割れて鮮やかな赤橙色の仮種皮が現れるのです。花は5~6月、黄緑色であまり目立ちません。

アルプス公園の自然:ヌルデ(ウルシ科)

ヌルデ場所:園路沿い・森の里広場

 国語の教科書の中の『三年峠』という話に「秋に葉がきれいに染まる」というような描写で出てきます。紅葉しないまま茶色く枯れてしまう葉もあるのですが、鮮やかな紅に染まった葉はとてもきれいです。翼(よく)(葉と葉の間の軸にあるひらひらした部分)も紅くなります。名の由来は、塗料(ぬて)として使われたことから、あるいは樹液がヌルヌルするからなど、諸説あります。

アルプス公園の自然:ゲンノショウコ(フウロソウ科)

ゲンノショウコ

場所:森の入口周辺園路沿い

 フウロソウの仲間は「~フウロ」と名付くものが多い中、「現の証拠」というちょっと変わった名前がついています。その由来は、煎じて飲めばすぐに下痢止めの効果が現れる、という薬効から。古くから健胃整腸などの薬草として重宝されてきた植物です。

 写真の実は未熟で筒状ですが、熟すとはじけて反り返り、その形からついたミコシグサという別名も持っています。

アルプス公園の自然:ツリフネソウ(ツリフネソウ科)

ツリフネソウ

場所:森の里広場と北駐車場の間

 秋に紫色の花が釣り下がって咲きます。花の筒になった先端はくるりと巻いていて、蜜がたまっていますが、ここまで口の先端が届く虫は限られています。特定の虫に来てもらうことで、他のツリフネソウに確実に花粉を運んでもらえるメリットがあります。実は熟すとはじけて飛ぶ仕組みになっています。

秋の自然観察会を開催しました。

9月19日(土)に秋の自然観察会を開催しました。ご参加のみなさま、ありがとうございました!

観察会の様子

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秋の七草、キキョウを観察

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草木染にも使われるクサギの実を観察

 

 

観察した植物

オミナエシ

オミナエシなど秋の七草

キンミズヒキ

キンミズヒキなどひっつきむし

 

 

アルプス公園の自然:ヤマガラとエゴノキ

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エゴノキ Styrax japonica の実をくわえる         ヤマガラ Sittiparus varius

 南駐車場の近くのエゴノキで、何匹かのヤマガラたちを観察した。

 エゴノキは秋になると大量の実をつけるが、その実にはサポニンという毒があり、食べるとえぐいためこの名がついたと言われている。その毒と硬い果皮のため鳥たちもあまり食べようとしないが、ヤマガラだけはこの実が好物で、叩いて果皮を割る姿や、くわえてはどこかへ運ぶ姿を観察でる。

 実を運ぶのは冬に備えての貯えで、ヤマガラは隠し場所をほとんど記憶しているらしい。その中で運よく場所を忘れられた実は、春にそこで芽吹くことになる。

 

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器用に両足で支えて

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つついて割った果皮をはがし

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中身を取り出す

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少し離れた木の根元に実を隠そうとする

 

 

 

アルプス公園の自然:クスサン

 

クスサン

クスサン Saturnia japonica

 

 自動販売機で交尾中のペアを発見した。おそらく夜のうちに明りに引き寄せられて出会ったのだろう。
 クスサンはヤママユガ科とよばれる大型のガ類の1種で、翅を開いた大きさは12cmほどになる。写真は上がメスで下がオス。かなり色合いが違うが、これは雌雄の違いではなく、個体による色彩変異のため。雌雄の区別は触角の形が明瞭で、オスは羽毛状で、メスは両櫛歯状。
 幼虫は様々な植物を食べるため、夏頃には巨大な終齢幼虫が園内各所で見られる。薄緑の体に青い斑紋(気門という部分)があり、白く長い毛という少々毒々しい見た目だが、毒はない。

アルプス公園の自然:ナンバンハコベ(ナデシコ科)

ナンバンハコベ

場所:森の里森の入口間

 下向きや横向きに咲き、白い花弁が途中で折れ曲がっています。花は、いわゆるハコベの仲間と比べて格段に大きいです。実は緑色から黒色になります。名前は、花の形が珍しく異国風という理由でついたようです。

アルプス公園の自然:キンミズヒキ(バラ科)

キンミズヒキ

場所:園内各所

 8~10月に黄色い花を咲かせます。ミズヒキという植物もありますが、こちらはタデ科であり、近い種ではありません。漢字では金(きん)水引(みずひき)と書き、花が黄色で、ミズヒキのように花が穂のように細長くつくことからつきました。また、そのミズヒキは花が祝儀などで使う水引に似ていることから名がつきました。

「秋の自然観察会」を開催します。

山と自然博物館では「秋の自然観察会」を開催します。

日 時 令和2年9月19日(土)午前9時30分~午前11時30分 雨天中止、小雨決行

場 所 アルプス公園内園路(集合:森の入り口広場)

講 師 山と自然博物館職員

参加料   無料

持ち物 野外を歩きやすい服装、筆記用具、雨具、帽子、水筒 など

定 員 15名(定員になり次第受付終了します)

申込み 山と自然博物館(Tel 0263-38-0012)まで