まる博って何?
松本は屋根のない博物館です
豊かな自然環境、多くの文化遺産、多彩な産業、積極的なまちづくり―こうした先人から受け継がれた松本市の資産を後世に伝え、課題を解決するための学習の場となることが地域博物館の使命です。
これまでの博物館は、収集した資料を学習の対象としてきましたが、松本まるごと博物館は松本市域を「屋根のない博物館」としてとらえ、施設内という限定された空間から環境そのものを博物館とする開かれた博物館活動を目指します。
これまでの施設中心の博物館から脱却し、施設と資源、施設と人、資源と人、そして人と人といったネットワークを構築するため、市民学芸員の養成、積極的な見学会の開催と見学ルートの設定、体験型講座の開催など、新たな博物館活動を展開していきます。
こうした博物館活動の拠点となるのが、市域に点在する多くの博物館施設です。
全市域を活動範囲として、地域の核となる施設あるいは学習テーマの拠点となる施設をよりどころとして、市民と行政の協働により、市域の資産に学ぶ博物館活動を推進し、夢のある未来の松本市を築くための学習の場が、松本まるごと博物館です。