ミュージアムショップ商品案内:「松本旧町名かるた―由来百句―」
松本の旧町名
旧町名とは
松本のまちなかに立っている石柱をみたことはありますか?
これは、「旧町名碑」と呼ばれる石柱です。
松本市では、昭和39年度(1964)から3年間かけて住居表示の整備を行い、現在使われている「松本市大手」「松本市中央」といった表示に変わりました。
しかし、それ以前に用いられていた町の名前も、「旧町名」と呼ばれて今も親しまれています。
旧町名碑とは
旧町名碑は、松本市教育委員会で昭和62年(1987)から平成18年(2006)にかけて建てたもので、約130基あります。
おもに江戸時代末期の町名と、昭和時代初期の町名を記したもので、町の名前と、その由来が彫られています。
旧町名碑を見ることで、その場所がかつてどんな名前で呼ばれていたのかがわかります。
松本旧町名かるた
松本市立博物館では、旧町名の由来を五七五で詠み、絵札をつけた「松本旧町名かるた―由来百句―」を販売しています。
ひらがな編50句、カタカナ編50句の計100句で、付録として旧町名の解説冊子がついています。
かるたを楽しみながら、旧町名を学んでみませんか?
い:糸ひきの娘で栄えた日之出町(日之出町)
日之出町(現在の中央三丁目・四丁目の一部)は、松本市の東にある日の出が見える町であることと、松本最初の製糸工場を開設して日の出の勢いで発展する片倉組にあやかって名付けられました。
ろ:六九町には馬屋五十四・寺と市(六九町)
六九町(現在の大手二丁目の一部)は、馬を飼うための小屋があり、馬が54匹いたことから、6×9=54で六九町と名づけられたといわれます。ほかに、いくつもの寺があり六供僧がいたから、月の6と9の日に市がたったからという説もあります。
は:八軒の大名屋敷 大名町(大名町)
大名町(現在の大手三丁目・丸の内の一部)は、松本藩に仕える武士のうち、とくに重要な役割についていた人々が住んでいたことから、名づけられました。
このほかにも、たくさんの旧町名の由来が詠まれています。
製作
手作り絵本くるみの会(編集 松本市立博物館)
販売場所
松本市立博物館 1階ミュージアムショップ
販売価格
税込1,860円
問合せ
松本市立博物館(電話0263-32-0133 ファクス0263-32-8974)へ