考古博物館ニュース⑤ 考古博物館の体験紹介(火起こし編)
考古博物館では、いくつか体験を用意しています。
勾玉作りや火起こし、弓矢飛ばしといった古代体験のほか館内にも土器パズルなどのミニコーナーを設けています。
今回は、火起こし体験に焦点を当てて紹介します。
火の大切さを知ろう!火起こし体験
普段から来館者の方や小学校などの見学で多くの方に体験をしてもらっていますが、この火起こし、実はちょっと難しいんです。
小さいお子さまには難しく、小学校5・6年生くらいになると筋力と集中力がついてきて火をつけられる子が増えてきます。大人でもコツを掴むまでに時間がかかり苦戦する方もいます。当然ながら天候の悪い日には雨風の影響もあり、火はつきにくくなってしまいます。
この体験を通じて「ライターやマッチがない時代に火をつけることがいかに大変だったか」「火が、いかに人間の生活で欠かせないものなのか」を学び感じてもらえれば幸いです。また、火はとても危険なものということも知ってもらいたいと思います。
火起こし体験の方法については解説ページ作成しましたので、こちらからご覧ください。
火と人間の歴史
大昔、落雷による火事などの自然発生したものから人間が利用し、その後火を作ることができるようになり、自由に火を使うことができるようになりました。
火を使うことで、①食材を調理(食の幅が広がり食料の保存期間が延びた)すること、②暗い夜にも行動できるようになったこと、③寒い日に暖をとること、④獣から身を守ることといったことができるようになり生活する上で大変欠かせないものとなりました。
しかし一方で、火にはとても危険な一面もあります。一度つくと燃焼物がなくなるまで燃え続け、燃え広がった火を消すのは容易なことではありません。住居などの生活空間の焼失や人間や生き物の命を奪う恐ろしいものです。
火はとても大切なものですが、その危険性を十分に理解し、取扱いには注意しましょう。
<夏休み特別体験講座のご案内>
様々な体験を行っていますが、今年は夏休み期間に合わせ、新しく実施する体験講座もありますので紹介します。
(夏休み体験講座の詳細につきましては、こちらのページをご確認ください。)
この機会にぜひ考古博物館に遊びにきてください。
耳飾りマグネット作り
紙粘土を型にはめ、耳飾りなどの形のマグネットを作ってみるというものです。小さいお子さまにも簡単に作れるものとなっています。
紙粘土には水性の絵の具で着色をするので、自分だけのマグネットを作ってみましょう!
ランタン作り
七色に光るランプの周りに紙粘土をつけ、土器やはにわの形にしてみましょう。
細かい作業の部分もありますが、こちらも小さいお子さまにも作れるものをなっています。
※ともに要予約・人数制限あり。