イカリソウ(メギ科)

0404イカリソウ2018

4月 場所:森の入口と森の里広場の間

 木陰で赤紫色の花を下向きに咲かせます。この写真では分かりにくいですが、4枚の花弁と中央の突き出た部分との形が錨(いかり)に似ていることから、この名がつきました。生薬としても使われています。

 

 

 

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カタクリ(ユリ科)

0404カタクリ2018

4月 場所:薬草園など 

 早春に薄紫色の花を咲かせます。群落になっていますが、開花期間は2週間程度と短いです。茎や葉を含めて、地上に出ている期間は4~5週間と短く、その後9月末頃までは地下で休眠しています。また、以前はこの鱗茎から抽出したデンプンを片栗粉として料理に用いましたが、近年、片栗粉はジャガイモやサツマイモから抽出したデンプンが用いられています。

 

 

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アケビ(アケビ科)

0417アケビ20184月 森の入口広場周辺

 つる性の落葉低木です。小葉が5枚あり、葉の形は長楕円形です。ミツバアケビ(小葉が3枚、葉の形が卵形)と区別できます。ここに写っているのはミカンの房状のおしべをもつ雄花です。雌花はバナナの果実のような形のめしべを持ちます。実は9~10月ごろに淡紫色に色づき、長楕円形で10㎝位の長さになります。果肉は白色で甘いです。

 

 

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キバネツノトンボ

キバネツノトンボ学名 Ascalaphus ramburi

アミメカゲロウ目(脈翅目)ツノトンボ科

時期:5月中旬~6月中旬

 草原の上を素早く飛ぶ黄色い昆虫。止まったところを見ると一見トンボの様ですが、トンボとは違い長い触角があります。このことから「ツノトンボ」と呼ばれる昆虫の中の1種ですが、トンボとは違う種類の昆虫で、ウスバカゲロウ(アリジゴクの成虫)の仲間です。近年の草原の減少に伴い、個体数を減らしている地域もあります。彼らにとって、アルプス公園は貴重な住み処の一つといえるでしょう。 

撮影場所:花の丘

 

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