★まち歩き講座「松本の時の鐘を訪ねて」開催のご案内★

はじめに

 こんにちは!時計博物館の小林です。朝晩が冷え込む季節となりました。先日、浅間温泉文化センターで開催された千田嘉博氏の講演会「松本城と世界のお城」に参加してきました。300名を超える方々がお越しで、改めて松本市民の学びへの熱意が感じられ、学芸員として身が引き締まる思いです。講師の千田嘉博氏は、大学で日本中世史を学んでいた私にとって憧れの方であり、その方から松本城に関する最新の見解を聞けるということで、とても幸せなひと時でした。改めて、松本城が人類史上の顕著な普遍的価値を持つ近世城郭だったことを知り、松本市民として誇りを感じる時間でした。
 前置きが長くなってしまいましたが、今回はまち歩き講座のご案内です。この講座は時計博物館内の見学だけでなく、江戸時代の松本の時間感覚を支えた時の鐘を見学しながら、時間や時計の貴重さに思いを馳せるものです。松本城下を歩きながら学芸員が解説しますので、温かい服装をご準備の上ご参加ください。
 詳しくは下記要項をご覧いただきますようお願いいたします。チラシはコチラから!

講座の要項

1 日時

令和4年11月20日(日)午後2時~午後4時

2 集合場所・会場

集合場所:時計博物館1階受付前
会場:時計博物館2階展示室→浄林寺→松本城太鼓門→旧念来寺

浄林寺鐘楼

浄林寺鐘楼

3 申し込み方法 

11月8日(火)午前9時からお電話にて(0263-36-0969) ※先着20名

4 対象

高校生以上

5 受講料

通常観覧料(大人310円)

6 講師

松本市時計博物館 学芸員 小林 駿

7 内容

日本は明治時代初期まで、公的機関や上流階級を除いて現在のような機械式時計を持たず、お城や神社・寺院から聞こえてくる鐘の音で時間を把握していました。l今回は松本城下に時を知らせた時の鐘を巡り、時間や時計の大切さに思いを馳せるまち歩き講座です。皆様のご参加をお待ちしております。

江戸時代に製作された和時計

江戸時代に製作された和時計