☆化石新聞第4刊☆

化石とは?

こんにちは!化石館学芸員の小林です。コロナウイルスが早く収まることを祈る毎日です。さて、今回は化石新聞第4刊~化石とは?~のご紹介です。

化石の定義

皆さんは化石とは何かご存じですか?化石とは、「我々人類が誕生する前に生きていた生物の死がいや痕跡が長い時間をかけて堆積し、地表から見つかったもの」です。「我々人類が誕生する前に生きていた生物」のところが重要です。ここテストに出ます(笑)お客様から「人間の化石はありますか?」「ミイラは化石ですか?」と質問をいただくことがあります。答えは、NOです。化石の定義は研究者によって異なることが多く難しいですが、このポイントだけ覚えましょう!

1階に展示中の貝化石

1階に展示中の貝化石

化石のでき方

続いて、化石のでき方についてです。化石は以下のような手順でできます。
①我々人類が誕生する前に生きていた生物の死骸が海などの底に横たわる。
②死骸の上に泥や砂が積もる。(泥や砂でパックされる)
③長い年月をかけて砂や泥の層ができ、硬い岩石になる。(地層)
④地震などの地殻変動で地面が盛り上がる。
⑤盛り上がったところから化石が見つかる。

岩井堂の砂岩層

岩井堂の砂岩層

化石の神秘

化石のでき方を見ると、化石ができることが奇跡的なことだとお分かりいただけると思います。それこそ天文学的確率です。①~⑤の1つでも欠けたら化石はできませんし、見つかりません。化石が発掘されることは本当に神秘的なことです!何万匹、何億匹といった生物が生きた中でも、現在化石となって発見されるのはごくわずか。そして、大発見の裏には、何人もの学者達の地道なクリーニング作業、調査研究作業があります。だからこそ化石館は、多くの方々の素晴らしい成果の集まりです。ご来館の際はぜひ一点一点をゆっくり鑑賞してみてください。

最後に

以上、今回は化石についてのご紹介でした。夏休みの自由研究やこれからの学びのきっかけになれば嬉しいです。