建築講座講演会「現代住宅のルーツとしての“文化住宅”」を開催します
現在歴史の里で開催中の建築講座「松本のたてもの2024 ー続・文化住宅と暮らしー」の関連事業として、
長野県建築士会松筑支部の主催により、講演会を開催します。
日本近代住宅史の第一人者による講演会です。ぜひ皆さまご参加ください。
講演会「現代住宅のルーツとしての“文化住宅”」
講 師:内田 青蔵 氏 (神奈川大学特任教授)
日 時:11月24日(日) 14:00~16:00
会 場:あがたの森文化会館2-8会議室
定 員:80名 (申込み多数の場合は抽選になります)
料 金:無料
申込み:11月6日(水)から11月20日(水)の間にLoGo フォーム(下記 URL)よりお申込みください。
https://logoform.jp/form/N7tm/742961
その他:抽選となった場合は、11月22日(金)までに結果をご連絡いたします。
抽選とならなかった場合には、ご連絡はいたしませんので当日会場にお越しください。
※ 当日は駐車場の混雑が予想されます。公共交通機関をご利用ください ※
令和6年度 歴史の里建築講座「松本のたてもの2024」
歴史の里では、地元で活躍する建築士の方々と協働で、松本市内の建造物を中心に歴史的な建造物の特徴や見どころなどを紹介する「歴史の里建築講座」を開催しています。
11回目の開催となる今年度は、「続・文化住宅と暮らし」をテーマに、 パネル展、現地見学会、座談会を開催いたします。
身近にあっても気が付きにくい歴史的な建造物を専門家の視点でご紹介します。
ぜひ、ご参加ください。
パネル展
〇テーマ:「続・文化住宅と暮らし」
〇日 時:令和6年9月14日(土)~12月1日(日)
〇場 所:歴史の里(重要文化財 旧松本区裁判所庁舎)
〇観覧料:通常観覧料(410円、市内在住の70歳以上・中学生以下無料)
座談会 ※終了しました
〇テーマ:「あこがれの文化住宅」
〇日 時:令和6年9月16日(祝・月) 午前10時~正午
〇場 所:歴史の里(重要文化財 旧松本区裁判所庁舎)
〇定 員:20名(先着順)
〇参加費:通常観覧料(410円、市内在住の70歳以上・中学生以下無料)
〇講 師:市内で活躍する建築士の皆さん
〇内 容:文化住宅の魅力や文化住宅を後世に遺していくことの意義などについて、市内で
活躍する建築士の皆さんが語ります。
〇申 込:8月6日(火)午前9時から、電話で松本市歴史の里(0263-47-4515)へ
現地見学会 ※終了しました
〇日 時:令和6年10月14日(祝・月) 午後1時30分~3時頃
〇集 合:松本市旧司祭館前 (国宝旧開智学校校舎隣)
※駐車場がありませんので、公共交通機関のご利用をお願いいたします。
〇定 員:15名(先着順)
〇参加費:無料
〇講 師:市内で活躍する建築士の皆さん
〇内 容:国宝旧開智学校校舎周辺の文化住宅を、建築士の皆さんによる解説を聞きながら
巡るまち歩き講座です。
〇申 込:9月6日(金)午前9時から、電話で松本市歴史の里(0263-47-4515)へ
令和6年 歴史の里 体験講座のご案内【9月】
歴史の里では、歴史的な建物に囲まれた雰囲気の中で、松本で昔から行われている伝統的な技術を体験していただく講座を開催しています。
9月は、はた織り体験講座と草木染め体験講座を開催します。
普段はなかなか体験することができない裂き織りを、歴史の里で体験してみませんか。
皆さまお誘いあわせの上、ぜひご参加ください!
はた織り体験講座
〇日 時:令和6年9月25日(水)
【午前の部】10時~12時 【午後の部】13時~15時
〇対 象:高校生以上
〇定 員:各回5人
〇料 金:1人 3,000円(材料費等)
〇内 容:はた織り機を使って18×23センチほどの裂き織りの作品を作ります
草木染め体験講座
〇日 時:令和6年9月29日(日) 午前9時30分~正午
〇対 象:高校生以上
〇定 員:5人
〇料 金:1人 6,000円(材料費等)
〇内 容:草木染めでシルクのストールを染めます
〇持ち物:汚れても良い服装(エプロン)、ゴム手袋、ビニール袋
☎ お申し込み
9月6日(金)午前9時から電話で歴史の里(0263-47-4515)へ
令和6年度 歴史の里 体験講座のご案内【8月】
歴史の里では、歴史的な建物に囲まれた雰囲気の中で、松本で昔から行われている伝統的な技術を体験していただく講座を開催しています。
8月は親子はた織り体験講座を開催します。
普段はなかなか体験することができない裂き織りを、歴史の里で体験してみませんか。
皆さまお誘いあわせの上、ぜひご参加ください!
親子はた織り体験講座
〇日 時:令和6年8月24日(土)
【午前の部】10時~12時 【午後の部】13時~15時
〇対 象:小学生以上の親子
〇定 員:各回5組
〇料 金:1組 3,000円(材料費等)
〇内 容:はた織り機を使って18×23センチほどの裂き織りの作品を作ります
☎ お申し込み
8月6日(火)午前9時から電話で歴史の里(0263-47-4515)へ
令和6年度 歴史の里 体験講座のご案内【7月】
歴史の里では、歴史的な建物に囲まれた雰囲気の中で、松本で昔から行われている伝統的な技術を体験していただく講座を開催しています。
7月は親子草木染め体験講座を開催します。
普段はなかなか体験することができない草木染めを、歴史の里で体験してみませんか。
皆さまお誘いあわせの上、ぜひご参加ください!
親子草木染め体験講座
〇日 時:令和6年7月21日(日) 午前9時30分~正午
〇対 象:小学生以上の親子
〇定 員:5組(先着)
〇料 金:1組 4,500円(材料費等)
〇内 容:草木染めでハンカチを染めます
〇持ち物:エプロン、ゴム手袋、ビニール袋(作品を持ち帰るのに使用します)
☎ お申し込み
7月5日(金)午前9時から電話で歴史の里(0263-47-4515)へ
法服のこと
今年の4月から始まったNHK朝の連続テレビ小説「寅に翼」。
始まって2か月過ぎましたが、ご覧になっている方も多いかと思います。
ドラマのオープニングでは、胸元に白い刺繍の入った黒い服と黒い帽子を身に着けた
主人公が踊っています。
ドラマ本編の中でも、弁護士となった主人公が同じ服装で登場するシーンがありました。
この黒い服は「法服」といい、明治23年(1890)に公布・施行された「裁判所法制法」
という法律によって、判事(裁判官)や検事、弁護士が法廷内で身に着けることが定めら
れていたものです。
「裁判所構成法」(明治23年2月10日公布)
第百十四条 判事検事及ビ裁判所書記ハ公開シタル法廷ニ於イテハ一定ノ制服ヲ著ス
2 前項ノ開廷ニ於イテ審問ニ参与スル弁護士モ亦一定ノ職服ヲ著スルコトヲ要ス
「判事検事裁判所書記及執達吏制服ノ件」(明治23年10月22日勅令260号)
判事、検事、裁判所書記及執達吏制服左ノ図表ノ通定ム
但明治二十三年十二月三十一日迄ハ「フロックコート」又ハ羽織袴ヲ以テ之ニ代用スルコト得
勅令260号で示された制服(法服)の雛形はこのような形でした。
ここではスペースの都合上、第一図・第二図のみご紹介しますが、勅令260号では、第一図・
第二図(帽)は大審院(現在の最高裁判所)、第三図・第四図(帽)は控訴院(現在の高等裁判所)、
第五図・第六図(帽)は地方及び区裁判所(現在の地方裁判所と簡易裁判所)の判事、検事が
それぞれ着用する制服の雛形として示されています。
第七図・第八図(帽)は書記が着用する制服の雛形です。
明治23年の時点では、判事、検事、書記の制服は詳細が定められていますが、弁護士については
「弁護士も一定の職服を着用する」とだけが決められ、詳細は決まっていません。
弁護士の職服(法服)が定められるのは、判事、検事、書記の制服が定められてから3年後、
明治26年(1893)になってからです。
(明治26年4月5日司法省令第4号)
弁護士職服左ノ図表ノ通定ム
雛形だけ見ると、判事・検事と弁護士の法服は違いがないように見えます。
判事、検事、書記、弁護士とも、基本的な形と生地の色(黒)は共通していますが、勅令260号や
司法省令第4号では、それぞれの法服の刺繡(飾)に用いられる糸の色が規定されていました。
判事は深紫、検事は深緋、書記は深緑、弁護士は白、です。
また、刺繍は色のほかにも規定があり、判事と検事の法服には唐草と桐花の模様が入りますが、
弁護士は唐草のみとされました。
書記は、上記の雛形第七図のように、刺繍の面積が判事・検事・弁護士に比べると狭く、首元
のみ唐草が刺繍されます。
さらに、判事、検事の法服は所属する裁判所によって刺繍される桐花の数が異なり、
大審院が7つ、控訴院が5つ、地方及び区裁判所が3つとされていました。
帽子は判事、検事、弁護士すべて共通で、黒地に雲紋(の刺繍)とされ、職種や裁判所の種類
による違いはありません。(書記の帽子は、形は同じですが、黒地に雲紋無し)
下の写真は当館にある重要文化財 旧松本区裁判所庁舎にある支部訟廷の様子です。
支部訟廷は明治時代の法廷の様子を再現しています。
画面左から、検事、判事、書記、弁護士の順で並んでいます。
(現在の法廷とは並び方が異なります)
それぞれをアップします。
さらに刺繍部分をアップします。
それぞれの法服の違いがお分かりいただけると思います。
(判事の法服は、写真では暗くて見えにくくなってしまっていますが…)
旧松本区裁判所庁舎内に設置されていたのは地方裁判所と区裁判所ですので、法廷内にいる判事・
検事が着ている法服に刺繍されている桐花は3つ。
桐花は背中側に1つ(これはどの裁判所でも共通)ありますので、前から撮影した上記の写真では
2つだけ確認できます。
一番右の写真、弁護士の法服には桐花の刺繍がありません。
当時、桐花は官吏の標章であったため、弁護士には用いられなかったのです。
冒頭の「寅に翼」の主人公が着ていたのは、この弁護士の法服です。 戦後、昭和22年(1947)に裁判所構成法が廃止されたことに伴い、制定以来約50年間法廷で着用され ていた法服も廃止されます。 その後、「裁判官の制服に関する規定」(昭和24年4月1日最高裁判所規則第5号)により、現在の ガウン風の法服が用いられることになりました。 現在の法廷では裁判官と書記官が法服を着用しています。 当館では、明治時代に制定された判事、検事、弁護士の法服(レプリカ)の着用体験をしていただけます。 ぜひ、ご来館の際には着てみてください。 (判事の法服にはお子さんのサイズもあります)
令和6年度 歴史の里 体験講座のご案内【6月】
歴史の里では、歴史的な建物に囲まれた雰囲気の中で、松本で昔から行われている伝統的な技術を体験していただく講座を開催しています。
6月は草木染め体験講座と親子はた織り体験講座を開催します。
普段はなかなか体験することができない草木染めや裂き織りを、歴史の里で体験してみませんか。
どの講座もまだお申込みいただけます。
皆さまお誘いあわせの上、ぜひご参加ください!
草木染め体験講座
〇日 時:令和6年6月16日(日) 午前9時30分~正午
〇対 象:高校生以上
〇定 員:5人
〇料 金:1人 6,000円(材料費等)
〇内 容:草木染めでシルクのストールを染めます
〇持ち物:エプロン、ゴム手袋、ビニール袋(作品を持ち帰るのに使用します)
親子はた織り体験講座
〇日 時:令和6年6月22日(土)
【午前の部】10時~12時 【午後の部】13時~15時
〇対 象:小学生以上の親子
〇定 員:各回5組
〇料 金:1組 3,000円(材料費等)
〇内 容:はた織り機を使って18×23センチほどの裂き織りの作品を作ります
☎ お申し込み
電話で歴史の里(0263-47-4515)へ
令和6年度 歴史の里 体験講座のご案内【5月】
歴史の里では、歴史的な建物に囲まれた雰囲気の中で、松本で昔から行われている伝統的な技術を体験していただく講座を開催しています。
5月ははた織り体験講座を開催します。普段はなかなか体験することができない裂き織りを、歴史の里で体験してみませんか。
皆さまお誘いあわせの上、ぜひご参加ください!
はた織り体験講座
はた織り機を使って「裂き織り」の作品を作りましょう!
〇日 時:令和6年5月29日(水)
【午前の部】10時~12時 【午後の部】13時~15時
〇対 象:高校生以上
〇定 員:各回5人
〇料 金:1人 3,000円(材料費等)
〇内 容:はた織り機を使って18×23センチほどの裂き織りの作品を作ります
☎ お申し込み
5月8日(水)午前9時から電話で歴史の里(0263-47-4515)へ
令和5年度 歴史の里建築講座 講演会 ※終了しました
歴史の里では、地元で活躍する建築士の方々と協働で、松本市内の建造物を中心に歴史的な建造物の特徴や見どころなどを紹介する「建築講座」を開催しています。
10回目の開催となる今年度は、「歴史の里建築講座 松本のたてもの2023 文化住宅と暮らし」をテーマに、パネル展、現地見学会、講演会を開催いたします。
今回は、11月に開催する講演会の概要についてお知らせいたします。本講座が建築を楽しむきっかけとなれば幸いです。
建築講座 講演会「西村伊作による松本(沢村)文化村についてー100周年を記念してー」
日 時:令和5年11月26日(日) 午後1時30分~午後3時
定 員:25名(先着順)
講 師:西山 修司氏(建築史家)
会 場:松本市歴史の里 重要文化財旧松本区裁判所庁舎(書記室)
料 金:通常観覧料(大人410円、市内在住の70歳以上・中学生以下無料)
演 題:西村伊作による松本(沢村)文化村についてー100周年を記念してー
申 込:11月7日(火)午前9時以降、電話で松本市歴史の里(0263-47-4515)へ
【お問い合わせ】
いずれも松本市歴史の里へ(0263-47-4515)
【ご参加いただくにあたってのお願い】
※ 予定されている各講座は、新型コロナウイルスの感染状況により、急遽講座を中止させていただく場合がございます。
※ ご参加いただく際は、手指の消毒にご協力をお願いいたします。
※ 発熱、体調不良などの症状がある場合には、当日、参加をキャンセルしていただきますようお願いいたします。