秋の桜
ここ数日はめっきり肌寒くなってきましたが、それでも例年よりは気温が高い気がする今年の9月。
今年の9月は残暑が厳しいせいか、いつまでも元気の良い雑草と、至るところに立派な巣を作って
しまう大きなクモが悩みの種でしたが、ここに来て大きなサプライズが…。
館内の桜の木に花が咲きました!
本日の開館作業の際、旧松本区裁判所庁舎の写真を撮りにいらしたお客さまに教えていただきました。
「あっちの方で桜が咲いているよ」と言われ、すぐに探してみましたが自力では中々見つけられず
“あっちの方”の道路できょろきょろしていると「ほら、そこの葉っぱのない枝のところ」と。
そこで改めて葉っぱのない枝がある桜の木を見てみると…。
|
|
|
桜の花芽は夏の間にでき、冬に備えるために葉から成長を抑制するための植物ホルモンを出し、花芽を硬く
して翌年の春まで咲かないようにするそうですが、何らかの理由で葉が落ちてしまうと、本来必要な時期に
花芽に成長抑制のための植物ホルモンが送られなくなり、うまく休眠できず秋に気温が丁度良くなった頃に
開花してしまうことがあるとか。
季節外れに花が咲く「狂い咲き」と呼ばれる現象です。
咲いているのは10輪ほどですが、葉っぱがなく日当たりが良い枝に咲いています。
花は歴史の里南側の道路からご覧いただけますが、大変狭い道路です。
車に十分注意の上、ご覧ください。