Vol.123 意外と新しい日本の初詣 ( R8.1.16 文責:遠藤 )
明けましておめでとうございます。
というには少し日が経ってしまいましたが、今年もよろしくお願いいたします。
皆さんは初詣に行きましたか?
私は毎年、穂高神社(安曇野市)に初詣に行っていますが、もちろん今年も行ってきました。寒い中、子どもとおみくじを引きましたが、2人とも“末吉”でした。
松本市立博物館のすぐ近くにある四柱神社も、1月1日は境内から縄手通りをこえて、千歳橋の対岸まで初詣のお参りの列が続いていました。
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日本中の人が一斉に(だいたい三が日に)お参りに行く初詣。
すっかり日本の伝統のような顔をしていますが、私たちが現在行っている初詣は明治時代に生まれたわりと新しい習慣だということはご存じですか?
もちろん江戸時代までも初詣はありました。ただし、現在のように年頭に集中するようなことはなく、それぞれが信仰する神社仏閣の縁起の日などに合わせて、仕事があろうと休みにしてお参りするのが一般的でした。
これが明治時代になると、徐々に寺社の縁起日より仕事が優先されるようになり、みんなが休日の正月三が日に初詣が集中するようになっていったといわれています。
そして、その初詣の習慣を広範囲に広めたのが、鉄道会社のキャンペーン合戦です。
鉄道網の発達に伴い、それまで遠くて行けなかった名高い寺社まで初詣を楽しむ人が増えていきます。早くから鉄道が近くを通るようになった川崎大師や成田山では、鉄道会社と協力して初詣の参拝客を呼び込むようにもなります。また、各鉄道会社も自社の鉄道を使ってもらうため、料金割引や深夜運行の開始といったサービス合戦を展開しました。こうして、お正月の三が日に日本中の人が初詣に出かけるようになっていったといいます。
なんだか日本のバレンタインデーのような商業的な臭いを感じてしまいますが・・
やはり年の初めに神様仏様にお参りをするというのは、気持ちよく一年の良いスタートを切るには欠かせないですよね。
今年の4月から始まる特別展「旅心」では、今回出てきた鉄道に注目したコーナーもあります。また、会場内にはおみくじならぬ「旅みくじ」を引いてもらうコーナーも作る予定です。こちらにもぜひ御来場ください。



