令和4年度「収蔵資料公開展」を開催します
概要
窪田空穂は、明治10年(1877)生まれで、明治・大正・昭和の3時代に渡って活躍した歌人です。89年間の生涯において、1万4千首余りの短歌を残しました。空穂の歌は「境涯詠」(みずからの生きる心境を詠い込んだもの)といわれています。また、他にも草木花の歌、旅行詠、時事詠、社会詠、風俗詠など広く社会現象をとらえていました。
本公開展では、収蔵されている多くの掛け軸、短冊、色紙の中から「地球」「天地」「星」「月」、そして「父母」をテーマとして、平和の大切さ、命の尊さ、空穂の両親に寄せた尊敬と感謝の念に触れていただきたいと思います。
最新収蔵資料は、寄贈者・安田治生氏の祖母・石井栄氏が、窪田家で働いていたことに係る資料で、空穂の作歌過程を見ていただける展示です。また、空穂の三高弟(松村英一、半田良平、植松寿樹)に関係する記念館収蔵資料を公開します。ぜひ、ご覧ください。
〇最新収蔵資料
寄贈者の祖母が、窪田家で働いていたことに係る資料で、空穂の作歌過程を見ていただける展示です。
〇空穂の歌セレクション
尊い生命を受けついでいる「地球」、森羅万象を包みこむ広大な「天地」、宇宙にひろがる「星」「月」、そして心の琴線に触れる「父母」を詠んだ歌をセレクションしました。平和の大切さ、命の尊さを考え、両親に寄せる尊敬と感謝の念に触れる機会とします。
〇空穂の三高弟の歌と書
空穂の三高弟という名士があり、松村英一、半田良平、植松寿樹に関係する記念館収蔵資料を公開します。
是非、ご覧ください。
詳細
開催名: 窪田空穂記念館 収蔵資料公開展「最新収蔵資料公開・空穂と三高弟の歌セレクション」
会 期: 令和4年9月13日(火) ~ 10月30日(日)
休館日: 月曜日(休日の場合は、翌日休館)
開 館: 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
観覧料: 大人310円 中学生以下 無料
展 示: 掛軸、書簡、色紙、短冊など、パネル解説