施設案内

沿革

 松本市立考古博物館は、昭和6年(1931)、中山尋常高等小学校に創設された中山考古館を前身とします。その後、昭和61年(1986)に中山考古館が発展的解消するかたちで考古博物館が現在地に開館、県内35番目となる博物館法による登録を受けました。平成15年度に大規模な改修工事を行い、展示内容を一新し、体験学習室を設けるなど、より多くの皆さんにとって親しみやすい博物館として生まれ変わりました。

当館は、個性豊かな松本まるごと博物館の一翼を担うとともに、松本市域の考古学の拠点として、歴史を刻み続けています。これまでの歩みの中でも、県宝指定を受けた弘法山古墳の鏡や玉などの出土品、全国屈指の出土量となったエリ穴遺跡の土製耳飾りは特に注目されます。

常設展案内

 縄文時代の土器  約12,000年前から2,300年前

縄文時代中期の土器

縄文時代中期の土器

今から約5,000年前から4,000年前の縄文時代中期。この時期の土器には華やかな文様がよくみられます。
このコーナーの前半では、縄文時代中期前半の土器、後半では中期後半の松本平を中心に栄えた唐草文系土器を主に展示しています。それぞれの時期によってどんな違いがあるのか見比べてみるのもいいですね。

 針塚遺跡・百瀬遺跡  約2,300年前から1,700年前

百瀬遺跡出土 弥生土器

百瀬遺跡出土 弥生土器

弥生時代、人々は、米づくりに適した低湿地に生活の場を求めて暮らしていました。
松本市内で見つかっている里山辺の針塚遺跡は、弥生時代前期の遺跡で、弥生時代の始まりを示す遠賀川式土器が出土しています。この他、弥生時代の生活や文化など、当時の暮らしの様子をうかがえる資料も展示しています。

市内の古墳  約1,700年前から1,300年前

古墳時代の須恵器

古墳時代の須恵器

松本市内では、出川南遺跡をはじめ古墳時代のムラ跡や、古墳も数多く残っています。展示室には、庶民の暮らしで使った生活道具、古墳に副葬されていた土器や、武器、装飾品など展示しており、当時の暮らしや文化について考えます。

 古代の開発  約1,300年前から800年前

食生活の道具

食生活の道具

奈良や京都に都が置かれた時代の松本平に暮らした人々の生活や、当時の中央との地方の関係などについて紹介します。
古代の鍵(海老錠)がかかったケースをあけると、中には、松本市で出土した実物の海老錠や緑釉陶器、硯などが展示されています。その他、開発に使われた農耕具、個人用として使用され始めた食器なども展示しています。

 弘法山古墳  古墳時代前期

弘法山古墳出土 銅鏡

弘法山古墳出土 銅鏡

弘法山古墳は、全長66メートルの前方後方墳です。この規模の古墳では、東日本で最古級のものとして知られています。
埋葬施設は深さ1メートル、長さ5.5メートル、幅1.5メートルの竪穴式の礫槨です。松本市内を流れる梓川、奈良井川、田川、薄川の川原石が使用されていることから、埋葬者はこの周辺を治めた人物だったのかもしれません。
土師器の壺や高坏などの土器、剣や鏃、やりがんな、鉄斧などの鉄製品、鏡や鏃の青銅品、ガラス小玉などの出土資料を展示しています。

エリ穴遺跡 縄文時代後期から晩期

エリ穴遺跡出土 耳飾り

エリ穴遺跡出土 耳飾り

エリ穴遺跡は松本平を代表する縄文時代後・晩期の遺跡です。生活道具の他に、女性の全身を表した人面付土版や、全国で屈指の出土量を誇る土製耳飾りなど、マツリの道具が数多く見つかっています。これら儀礼やマツリの道具が数多く見つかっていることから、周辺のムラから人々が集まってマツリをした特別なムラでもあったと考えられています。

 

エリ穴遺跡出土 人面付土版

エリ穴遺跡出土 人面付土版

体験コーナー・その他

常設展示室の各コーナーと展示室前ロビーに体験コーナーを設けています。
触れる縄文土器片、土器パズルに挑戦、耳飾りをつけてみよう、かぶと・鎧を着てみよう、縄文弓矢ゲームなど盛りだくさん!
また、勾玉づくりや火起こし、屋外での弓矢飛ばしなど、本格的な体験も常時実施しています。

ショップ

松本市立考古博物館ではミュージアムグッズとして以下のものを販売しています。

 リニューアル記念シンポジウム報告書「松本平の発掘を語る。」

松本平の発掘を語る

松本平の発掘を語る

平成16年の考古博物館リーニューアルを記念して、あがたの森で開催されたシンポジウムの内容が本になりました。
故樋口昇一先生、桐原健先生をはじめ、松本平を代表する考古学研究者の方々により、各時代の発掘の成果についてわかりやすく解説していただいています。

考古学初心者の方にもお勧めの一冊です。

1冊 1,100円(税込み)

 

図録「松本市立考古博物館展示解説」

展示解説

展示解説

常設展示の解説図録です。収蔵、展示している考古資料を中心に18ページのオールカラーで掲載しています。とてもわかり易い内容で、松本の原始・古代・中世の歴史を概観できます。お手元に1冊いかがですか。

1冊 800円(税込み)

勾玉づくりセット

勾玉づくりセット

勾玉づくりセット

勾玉は、縄文時代の終わり頃から見られるコの字形をした玉で、古墳時代に権力者がアクセサリーとして着用し、副葬品として古墳から数多く出土します。
ご家庭でも簡単に作ることができるセットとして販売しています。

Aセット(滑石製、入門用) 1個 210円
    ※4色の中から好きな色の石をお選びいただけます。
Bセット(高麗石、中級用) 1個 310円
Cセット(巴林石、上級用) 1個 420円(いずれも税込み)

セット内容:石、紙ヤスリ(粗目1枚・耐水ペーパー1枚)、首かけ用ひも

 

 

 図録「松本のむかーしむかし」

松本のむかーしむかし

松本のむかーしむかし

松本の原始・古代・中世・近世をやさしく解説した図録で、カラー写真、復元想像図をふんだんに使用しています。考古学入門書として最適です。学校教材等にもご利用ください。

1冊 800円(税込み)

 卓上博物館(エリ穴遺跡編)

2008041721034963よく見かける卓上カレンダーが図録になったものです。耳飾りが2500点以上出土して注目されているエリ穴遺跡出土の遺物を10点紹介してあります。表に資料写真が、裏面に資料の解説があります。あなたの机の上におひとついかがですか?

1個 500円(税込み)

 

 ポストカード(全7種類)

ポストカード

ポストカード

松本市立考古博物館所蔵資料をポストカードにしました。全部で7種類をご用意しました。

1枚 80円(税込み)