アルプス公園の自然:キクイタダキ

キクイタダキ キクイタダキ2

学名 Regulus regulus
スズメ目キクイタダキ科

 アルプス公園東駐車場から公園内へと渡る「アルプス森のかけ橋」は公園内でも絶好の野鳥観察スポットだ。谷あいに架かる橋の高さは30mあり、普段は見上げるしかない木の上の鳥たちを、同じ高さや見下ろす形で見る機会に恵まれることもある。
 そこで見かけたヒガラやエナガの群れの中に見慣れない鳥が混ざっていることに気づいた。キクイタダキだ。不思議な響きの名前だが、漢字で書くと「菊戴」で頭の上の黄色い羽、冠羽に由来する。この部分は縄張り争いや求愛の際に開き、その様子を菊の花になぞらえてつけられた名前のようだ。いつかはその様子も観察してみたい。