アルプス公園の自然:ヤマガラとエゴノキ

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エゴノキ Styrax japonica の実をくわえる         ヤマガラ Sittiparus varius

 南駐車場の近くのエゴノキで、何匹かのヤマガラたちを観察した。

 エゴノキは秋になると大量の実をつけるが、その実にはサポニンという毒があり、食べるとえぐいためこの名がついたと言われている。その毒と硬い果皮のため鳥たちもあまり食べようとしないが、ヤマガラだけはこの実が好物で、叩いて果皮を割る姿や、くわえてはどこかへ運ぶ姿を観察でる。

 実を運ぶのは冬に備えての貯えで、ヤマガラは隠し場所をほとんど記憶しているらしい。その中で運よく場所を忘れられた実は、春にそこで芽吹くことになる。

 

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器用に両足で支えて

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つついて割った果皮をはがし

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中身を取り出す

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少し離れた木の根元に実を隠そうとする