☆化石新聞第2刊☆ 

長野県天然記念物現地保存「穴沢のクジラ化石」のご紹介

こんにちは!化石館学芸員の小林です。化石新聞第2刊は、現地保存「穴沢のクジラ化石」の紹介です。昭和11年12月13日、四賀地区穴沢川の左岸で砂防工事中にクジラの化石が発見されました。
穴沢のクジラ化石

この化石が発見された昭和11年は、第二次世界大戦開戦のわずか3年前です。よって、一般人が化石の研究や動物の進化について考える余裕などありませんでした。このような時代背景の中、当時の会田村(現四賀地区会田)は、この化石を貴重なものとして現地保存し、天然記念物として申請すべく多額の金銭を投じました。今から80年以上前の関係者の先見の明によって、13個の椎骨、9本の肋骨が産出したままの状態
で保存され、今なお残っています。昭和13年に長野県天然記念物に指定され、昭和48年に「穴沢のクジラ化石」として再指定されました。今では「松本のたから」として多くの人に親しまれています。

最後に

皆様も、四賀に立ち寄った際はぜひ「穴沢のクジラ化石」を鑑賞してみてはいかがでしょうか。「穴沢のクジラ化石」の詳しい場所が知りたい方は、化石館にお立ち寄り下さいませ。