生誕150周年記念企画展「『木下尚江』という生き方」開催中です
松本市歴史の里には、松本出身の社会運動家・木下尚江の生家が移築保存されています。
尚江は明治2年(1869)、松本の天白町(現在の松本市北深志)に松本藩の下級武士の子として生まれました。今年で生誕150周年を迎えます。
新聞記者や弁護士、小説家として活躍した尚江は、日本で初めての普通選挙運動を松本で起こしたことでも知られるほか、その生涯を通じて人権、民主主義、平和を主張し続けました。今でこそ違和感なく受け止められる尚江の主張ですが、当時の社会の風潮・常識に反することも多く、「尚江を生んだことは松本の恥」とまで批判されることもありました。
批判され、挫折を味わいながらも、尚江は自身の信念を貫き「おかしなことはおかしい」と声を上げ続けました。
時代の先覚者であった尚江の生き方の土台を形成した、故郷・松本で過ごした日々を紹介します。
生誕150周年記念企画展「『木下尚江』という生き方」
会 期:令和元年7月27日(土)~9月16日(月・祝)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会 場:松本市歴史の里 木下尚江生家
観 覧 料:通常入館料(大人400円、中学生以下無料)
休 館 日:月曜日(祝日・振替休日の場合は、その翌日)
お蚕さまが繭を作りました!
5月末から始まったお蚕さまの飼育展示ですが、お蚕さまが無事、繭を作りました!
次回の飼育展示について
お蚕さまが繭を作りましたので、今回の飼育展示は一区切りとなります。
次回の飼育展示は7月上旬からとなる予定です。
※ 当初6月下旬からとご案内していましたが、7月上旬からに変更となりました。
蚕の飼育展示が始まりました
歴史の里には、蚕糸業に関する建物が2棟、移築されています。
野麦街道沿いにあり、明治から大正にかけ、飛騨地方から諏訪・岡谷の製糸工場へ向かう大勢の工女たちが宿泊した「工女宿宝来屋」、下諏訪町で平成7年(1995)まで操業していた製糸工場「旧昭和興業製糸場」です。
「工女宿宝来屋」では、宿屋廃業後、養蚕も行われていました。
これらの建物が関わった養蚕から製糸への流れをより具体的に感じていただくため、蚕の飼育展示を始めました。
貴重な歴史的な建物とあわせ、ぜひ「お蚕さま」の姿もご覧ください。
蚕の飼育展示
場 所 : 松本市歴史の里 展示・休憩棟 休憩スペース
※ 当初予定していた工女宿宝来屋から一時的に場所を移して飼育しています。
時 期 : 9月中旬頃まで(予定)
※ 期間中の気候や蚕の状態によっては、予告なく期間の変更や展示を中止する場合があります。
お知らせ【付近で発生した火災は鎮火しました】
本日朝より歴史の里付近の廃棄物処理施設で火災が発生し、煙が広範囲に広がっています。
当館は通常どおり開館しておりますが、風向きによっては強く匂うことがあります。
松本市より不要な外出は控え、外出の際にはマスクを着用するようにとの広報が出されております。本日ご来館予定の皆様におかれましては、マスクを着用の上、ご観覧くださいますようお願いいたします。
(マスクをお持ちでない方は、受付でお渡ししますのでお声がけください)
【5月24日(金)18時18分 島立地区で発生した廃棄物処理施設の火災は鎮火しました】
「博物館でお花見を!」開催中です 【終了しました】
歴史の里では、5月1日まで「博物館でお花見を!」を開催しています。
歴史的な建造物と美しい春の景色を合わせてお楽しみください。
博物館でお花見を!
《桜茶の振る舞い》
期 間 4月20日(土)~5月1日(祝) ※5月1日は無料開館
提供数 各日予定数量がなくなり次第終了
※ 天候不良等の場合、桜茶の振る舞いを中止させていただく場合があります。
《ナイトミュージアム》
期 間 4月20日(土)・21日(日)、4月27日(土)・28日(日)
時 間 午後7時まで開館(入館は6時30分まで)
博物館でお花見を!
歴史の里は、歴史的な建造物だけでなく、それを取り巻く美しい景色も見どころです。
春の歴史の里は、満開の八重桜の下、お花見をするのに絶好の場所。
そこで、博物館に咲く八重桜を楽しんでいただくため、桜の開花に合わせてイベントを開催します。
歴史的な建造物と満開の八重桜の織りなす美しい風景の中、春のひと時を歴史の里でお過ごしください。
◆桜茶の振る舞い◆
期 間 4月20日(土)~5月1日(水)
場 所 松本市歴史の里
提供数 各日数量が終わり次第終了
時 間 開館時間中
(午前9時~午後5時。入館は午後4時30分まで)
料 金 通常入館料のみ (大人400円、中学生以下や市内在住の70歳以上の方は無料)
※5月1日は無料開館
◆桜のナイトミュージアム◆
期 間 4月20日(土)・21日(日)、
4月27日(土)・28日(日)
場 所 松本市歴史の里
時 間 開館時間を2時間延長します。
(午前9時~午後7時。入館は午後6時30分まで)
料 金 通常入館料のみ (大人400円、中学生以下や市内在住の70歳以上の方は無料)
◆「あなたと博物館3月号」など期間を4月27日~5月6日とご案内しているものがありますが、期間を早めて実施します◆
旧昭和興業製糸場が国の登録有形文化財に登録されます
国の文化審議会は、平成31年3月18日(月)に開催された文化審議会文化財分科会の審議・決議を経て、新たに歴史の里にある旧昭和興業製糸場を国の登録有形文化財に登録することを文部科学大臣に答申しました。
後日に行われる官報告示をもって、正式に登録有形文化財に登録されることになりますが、これにより松本市内にある登録有形文化財は51件となる予定です。
旧昭和興業製糸場
【築年代等】 大正14年(1925)頃/平成8年(1996)移築
【登録基準】 造形の規範となっているもの
旧昭和興業製糸上は、平成7年(1995)まで下諏訪町で操業していた蚕の繭から糸をとるための製糸工場です。工場閉鎖の翌年、現在地に移築されました。
建物の内部は、乾燥・保管、選繭といった工程に続く、煮繭、繰糸、揚返(再繰)という一連の作業を行っていた部屋が横並びになっており、製糸場における作業工程を具体的に知ることができます。また、建物の棟全体に通した越屋根や、腰の高さで横一列に連続するガラス窓など、全体として建設当初の姿を良く保ち、製糸のための工場として典型的な形式を伝えています。
建物とともに工場で使用していた器械類も移設されており、文化的価値の高い施設です。
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パネル展「歴史の里2018」
2018年に歴史の里で実施した各種活動や季節ごとの風景などを写真で紹介するパネル展を開催します。
はた織り・草木染め・みすず細工の体験講座の様子や、専門的に建築を学ぶ講座、歴史的な建造物の雰囲気の中で行われた各種イベントなど、歴史の里では、2018年も様々な活動が行われました。
昨年、講座やイベントに参加された方は、もしかしたらパネル展に写真が展示されているかも知れません。
参加されなかった方も、歴史の里が年間を通してどんな活動をしているのかをご覧いただければと思います。
2019年も、様々な講座やイベントを開催予定です。このパネル展をご覧いただき、気になる催しなどがあれば、今年、ぜひ歴史の里にお越しください。
パネル展「歴史の里2018」
会 期:平成31年1月19日(土)~3月31日(日)
開館時間:午前9時~午後5時(入館は4時30分まで)
場 所:松本市歴史の里 展示・休憩棟
観 覧 料:通常観覧料 大人400円(300円)、中学生以下無料 ※( )内は20名以上の団体料金
休 館 日:毎週月曜日(祝日・振替休日の場合は、当該日以降の休日を除いた最初の日)