*コラム*【バンカラ日記/4日目】学校の怪談 謎の扉
旧制松本高等学校の校舎の南棟。
怖いなあ怖いなあと思いながらそこに行ってみました。
その階段の踊り場には怪しい扉がありました。
この扉の向こうは………………..
なんと外に繋がっていました。
本当のタイトル
トマソンの語源は元プロ野球選手のゲーリー・トマソンに由来するそうです。トマソンは元大リーガーとして1年目はそこそこの活躍をみせたものの、2年目は全く活躍できなかったにも関わらず四番打者の位置に据えられ続け、空振りを見せるために四番に据えられ続けているかのような姿が、「不動産に付着して美しく保存された無用の長物」という概念を指し示すのにぴったりだったため、名称として採用されたそうです。(なんとも辛辣!)
なんのための扉だったのか。昔の写真を見ながら考えていきましょう。
大正14年(1925)の写真
竣工して間もない校舎の全景ですが、あの扉向こうには建物はなにもありません。
大正15年(1926)の写真
前の写真から1年後の写真には扉がはっきりと写っていましたが、現在と変わらず、何もありません。
昭和13年(1938)の地図
前の写真から13年後の地図。赤い丸で囲った場所が扉の位置ですが、
やはりなにもありません。
昭和16年(1941)の写真
これもやはり扉だけで他には何もありませんでした。
結局何のための扉なの?
ここまでひっぱってしまって申し訳ないのですがはっきりとした答えはわかりませんでした。
考えられる説をまとめてみました。
◆校舎を増設する予定だったが頓挫した。
◆火事や地震の際の非常口だった。
◆雪がたくさん降って1階から出られない時にこの扉から脱出した。(松本はそれほど雪深くないのでおそらく違う)
◆どこでもドアだった。(どこにも行けないし、とても危険)
謎は謎のままの方がわくわくしますが、気になって仕方がありません。
今後も調査を続けるつもりです!!!
気になる方はぜひ実際に見にきてください。(その際はぜひぜひ旧制高等学校記念館にもお立ち寄りください!)
謎の扉について何か知っている方がいらっしゃいましたら
旧制高等学校記念館までご連絡ください
(☎0263-35-6226 FAX0263-33-9986)