(終了しました)企画展「高島藩主による東五千石巡見」を開催します

高島藩主による東五千石巡見展ポスター

 

   江戸時代、松本市南東部から塩尻市北東部に広がる松本平の東山山麓一部地域は、高島藩(諏訪藩)や藩主の同族が治めていました。「東五千石」と呼ばれたこの地域に重要文化財馬場家住宅がある松本市内田地区も含まれており、馬場家に残された古文書「馬場家文書」では高島藩の役人とやり取りをするものが多く見られます。

 東五千石では、藩主自ら領内を視察する「御巡見」が幾度か行われました。藩主は、自分の領地を実際に訪れることで、自ら民情を把握するともに、その権威を示しました。馬場家文書には、巡見についての記録が残されており、馬場家の先祖が藩主を案内した様子などが残されています。
 本企画展では、馬場家文書の記述を中心に高島藩主が行った巡見を取り上げ、その様子や馬場家が果たした役割についてご紹介します。企画展に合わせ、関連事業も実施いたしますので、ぜひご来館ください。

会期

令和3年9月18日(土)~11月14日(日) 
月曜日休館(9月20日(月・祝)は開館、21日(火)は休館)

料金

通常観覧料
大人310円、団体200円(20名以上)
中学生以下・松本市内在住の70歳以上の方は無料

会場

重要文化財馬場家住宅

関連事業

 1 隠居屋・茶室特別公開
  普段は非公開の個人所有の隠居屋(重要文化財)及び茶室(重要文化財附指定)を特別公開します。
  日時 9月19日(日)
    ①午前10時から11時まで
    ②午後2時から3時まで
  定員 各回10名
  料金 無料(ただし、入館時に通常観覧料が必要)
  申込 9月11日(土)午前9時から電話にて受付

2 研究発表会 「馬場家文書を紐解く」
  令和3年度から始まった講座「馬場家文書を読む」の講師が、馬場家文書を読み解く楽しさを語ります。
  日時 10月10日(日) 午後1時30分から3時まで
  講師 太田秀保氏(信濃史学会会員)
  場所 重要文化財馬場家住宅 主屋
  定員 20名
  料金 無料(ただし、入館時に通常観覧料が必要)
  申込 9月11日(土)午前9時から電話にて受付

3 バス巡見「東五千石の寺社をめぐる」
  藩主巡見に登場する東五千石の寺社などをバスでめぐります。 
  日時 10月28日(木) 午前9時から午後4時まで
  定員 10名
  見学場所 千鹿頭神社・千鹿頭社、保福寺(松本市中山)、牛伏寺、弘長寺、常光寺(塩尻市北熊井)
  持物 昼食、水筒、雨具、歩きやすい服装・靴など
  料金 500円

  申込 10月2日(土)午前9時から10月15日(金)午後5時まで電話にて受付
  その他 寺社内は徒歩で移動します。急な階段等もございますので体力に不安のある方はご遠慮ください。

 企画展に関する内容は、新型コロナウイルスの感染状況により、急きょ変更・中止になる場合がございます。
 詳細につきましては、馬場家住宅管理事務所までお問い合わせください。