令和3年1月松本平の御柱② 豊科成相の御柱

  道祖神の祭りと言われ、毎年1月に行われている松本平の御柱行事。
 馬場家住宅で確認した今年の御柱について、その様子をお届けします。

 第2回目は繁華街近くに立てられた安曇野市豊科成相の御柱です。

安曇野市豊科成相(1月8日撮影)

 1月3日に立てられた成相の御柱は、国道147号線の成相交差点を東に200メートルほど進んだところにある成相コミュニティーセンターの一角に立てられました。例年は、10メートル程度の柱を立て、あめ市(初市)に合わせて倒し、柱の飾りである福俵を地区内で曳きまわすという華やかでにぎやかな行事です。
 今年の福俵曳きは中止でしたが、御柱の大きさを縮小するなど、感染症予防に配慮して柱立てが行われました。

成相の御柱全景

成相の御柱全景。例年にくらべ小ぶりに仕立てられている

成相の御柱飾り

御柱飾り。福俵のほかに多くの巾着袋や色紙でつくられた「柳花」が飾られている

成相の御柱飾り2

飾りに使われた御幣や袋は家々に持ち帰られ、厄除けのお守りになる