☆化石新聞第6刊~アンモナイトについて~☆

こんにちは!真田氏が大好きな学芸員の小林です。
四賀化石館に来て、真田氏と四賀に色々な繋がりがあったことを
知ってテンションが上がっています(笑)
00052
真田氏と同じく、海野氏を本家とする豪族会田氏の菩提寺 廣田寺(松本市四賀会田)
寺紋は海野氏、真田氏の家紋である「六文銭」になっています。


さて、今回は化石新聞第6刊~アンモナイトについて~です。

皆さんはアンモナイトをご存じですか?古生物の代表格として、
かわいらしいイラストで登場する機会が多いですから、皆さん
一度は見たことがあると思います。
アンモナイトは、古生代のデボン紀(およそ4億2千万年前)~
中生代の白亜紀末期(およそ1億5千万年前)に栄えた動物です。
ここでクイズです。「アンモナイトは貝の仲間である。〇か×か?」
正解は後程!
DSC00546
四賀化石館で販売中のアンモナイト(1500円)

アンモナイトの名前の由来は、ヨーロッパで信じられた神様「アモン神」
とギリシャ語で石を表す「lites(アルファベット表記)」から来ています。
アモン神の頭にはアンモナイトのようにクルクル巻いた角がついています。
その角に似ていることからアンモナイトという名前になったということは、
とても興味深いですね。
 DSC00548 
8月のぬりえ大賞(学芸員賞)受賞作品のアンモナイト

実は、アンモナイトはポケモンのように進化したと言われています。
アンモナイトの化石をよ~く観察すると、仕切りがあるのが分かります。
その仕切りがシンプルなものから、徐々に曲線を描き複雑になっていったと
言われています。最もシンプルなものからゴニアタイト、やや複雑なセラ
タイト、枝葉のように複雑なアンモナイト(狭義のアンモナイト)と進化
しました。
DSC00549
化石教室レプリカ作りコースで制作したアンモナイトのレプリカ

アンモナイトのサイズとして、手のひらサイズのものから直径2.5メートル

にも及ぶ化石も見つかっています。また、形は、皆さんがなじみのある渦巻
状のものだけではなく、棒状のもの、巻き方に規則性がないものも存在します。
後者は、異常巻きアンモナイトと言われ、日本で見つかることが多いことから、
ニッポ二テスと名付けられた種類もいます。
DSC00547
化石館2階に展示中のアンモナイト

最後に、先ほどのクイズの正解を発表します。正解は…×です!!!
アンモナイトは、貝のように見えますが、貝類ではなく頭足類という種類です。
今でいえば、イカやタコの仲間です。頭と足が一緒についているため、頭足類と
言われています。
アンモナイトはイカやタコのご先祖です。殻を使わないため、
退化してしまったと考えられます。
ここで、豆知識です。イカの中でも殻の名残がある種類がいます。
よくお寿司屋さんで目にするコウイカです。コウイカは殻こそないものの、
体内に殻の名残である甲羅が残っています。コウイカを見かける機会があったら
ぜひよくよく観察してみて下さい。
DSC00550
コウイカの甲羅(現生)


以上、アンモナイトについてでした。アンモナイトは残念ながら絶滅してしまいましたが、

かわいらしいフォルムで皆さんには人気ですので、化石館に来てゆっくり鑑賞してみては
いかがでしょうか。