チェコ・フィルハーモニーゾリステン 5月24日(木)

チェコ・フィルハーモニー

ゾリステン

 チェコ・フィルハーモニー・ゾリステンは、名門チェコ・フィルが誇る弦楽器による稀代のアンサンブルで、2009年の初来日から2011年、2013年、2016年と今回が5回目、来日10周年を迎える極め付きのアンサンブルです。
 2013年に次ぐ松本での今回の公演は旧松本高等学校創立100周年を記念して、第166回「サロンあがたの森」の特別公演となります。

日時 5月24日(木) 19時開演
場所 あがたの森文化会館 講堂

◆料金  2,000円(全席自由)
 
◆チケットご予約・お問い合わせ先 
 松本高等学校同窓会   
 電話:0263-32-4030
  (12時~16時、火・木・土)

主催  松本高等学校同窓会 
    サロンあがたの森実行委員会 

松高・信大寮歌祭 5月19日(土)

松高・信大寮歌祭

 

 旧松本高等学校と信州大学の同窓生が一堂に集まり交流を深めつつ寮歌・学生歌をうたい継いでいく会です。松高同窓会が開いてきた「寮歌祭」を引き継ぎ「松高・信大寮歌祭」として開催します。ぜひご参加ください。

昨年の松高・信大寮歌祭の様子

昨年の松高・信大寮歌祭の様子

日時 5月19日(土) 12時~15時30分(予定)
場所 あがたの森文化会館 講堂ホール

◆事前申込制 
 準備の都合上4月23日(月)までにお申し込みください。
 
◆申込先 信州大学同窓会連合会事務局 
     電話0263-37-2079
     松本高等学校同窓会     
     電話0263-32-4030

◆会費  一般3,000円
     学生無料

 ※詳細はこちらのホームページにてご確認ください。
http://www.shinshu-u.ac.jp/group/sufaa/news/2018/03/h30519.html

主催 松高・信大寮歌祭実行委員会
         松本高等学校同窓会 信州大学同窓会連合会
   サロンあがたの森実行委員会 信州大学
協力 松本市立博物館分館 旧制高等学校記念館

第165回サロンあがたの森 4月14日(土)午後1時30分~

学校づくりとデザインと

話題提供 太田 正子 さん  
                 [松本衣デザイン専門学校代表理事]

日   時      4月14日(土) 午後1時30分 ~3時30分 (予定)
会   場      あがたの森文化会館   本館2 ― 7 
参加費        200円

 気付いたらほぼ50年仕事を続けていることになる。
 でも常に「お仕事は?」と問われて、満足に応えられたためしがない気がする。
 大きな会社で役職でもあれば、自他ともに「そうですか」となるのだろうけれど、と考えてみて、一般には私のような人間が多数を占めるのだと思い至った。
 そこで、これまでの取り留めない私の人生を語らせていただこうと思う。
 この「あがたの森」のすぐ近くで育ったので、こことの関係をお話しすれば、自己紹介にもなる。
 育ててくれた伯母と両親は職住一緒だったので、小さな洋裁学校の中で育った。3人とも満州からの引き上げで、身寄りも資産もないところを、木工家の池田三四郎さん他多くの地元の方の協力をいただいて学校の形ができたと聞く。東京の専門学校卒業後に松本へ戻り、すぐに学校の仕事を手伝うことになった。
 チャンス到来、20代の半ばで、外交官付随の「お手伝いさん」として2年間スイス・ジュネーブで過ごすことになる。
 必ずしも好きで始めたわけではない衣服の仕事が面白くなったきっかけは、デザイナー・三宅一生の登場だった。ファッションブランド「コムデギャルソン」創始者・川久保玲の「挑戦」にも触発される。シャネルの人生には実に感動を覚える……そんなよもやま話を楽しくできたらうれしいです。

 太田正子さんは京都生まれ。1歳未満から松本市内で育つ。学生として4年間東京で生活。その後20代の2年間、ジュネーブに。公益財団法人青葉・松本衣デザイン専門学校に在職47年(2014年まで約20年間、校長を務めた)。現在は同法人代表理事、同校講師。松本大学短期大学部・非常勤講師も務める。安曇野市在住。趣味は木の実を採集してジャムをつくること。

  ☆テーマに沿って話題提供者の話のあと、気楽に懇談。自由にご参加ください。

主 催 サロンあがたの森実行委員会 共催 旧制高等学校記念館・記念館友の会
問合せ 旧制高等学校記念館 (℡35-6226 Fax33-9986)

第164回サロンあがたの森 3月10日(土)午後1時30分~

松高寮歌 よもやま話

 ― 寮歌考察の新視点若干

話題提供 上條 彰次さん  
                 [松高寮歌「遠征」作詞者、元神戸松蔭女子学院大学教授]

日   時      3月10日(土) 午後1時30分 ~3時30分 (予定)
会   場      あがたの森文化会館   本館1 ― 5 
参加費        200円

 学生たちが肩を組みながら大声で歌う旧制高校の「寮歌」。同じ寮で過ごした若き頃の心情を映し、時代を映したそれらは、歳を重ねても色褪せない。今日も、学生らの間で歌い継がれ、親しまれている歌は多い。

 寮歌は明治から昭和の終戦の頃にかけて、各地でつくられた。1919(大正8)年に開校した松本高校も、思誠寮で幾多の寮歌が生まれた。

 上條さんが「遠征」を作詞したのは1944(昭和19)年。戦争末期で、「遠からず死と直面せざるを得ない」時代だった。そんな中でも、寮歌が作られたのは「寮生活で同じ部屋にいた先輩が寮歌を作っており、関心が高く、自分も作ってみようという基盤になった」と言う。

 また、寮歌を考える上で興味深い視点の一つが「本歌取り」。有名な古歌の表現を自作の歌に取り用いて詠む技法だ。「遠征」の1年前に當間稔氏が作詞した「若き力に」。この中で詠われた「行きゆきて倒れ伏すとも」は、芭蕉の「おくのほそ道」に書かれている曾良の「行〱てたふれ伏すとも萩の原」が元になっている可能性がある、と上條さんは見る。

 松高寮歌で最も名高く、松本市民にも親しまれてきた「春寂寥」の詞については、中国の古典の「何か」を踏まえたものではないか、との論議が、全国の旧制高校関係者の間で今も続いているという。

 今年は松高が開校して百年目という節目の年。上條さんは「『寮歌』について探るべき課題を、幾つか取り上げ考えてみたい」と話す。

 上條さんは1926(大正15)年、姫路市生まれ。旧制松本高校、京都大学文学部卒。岡谷南高、諏訪清陵高教諭などを経て静岡女子大教授、神戸松蔭女子学院大教授を歴任した。著書に『中世和歌文学論叢』『詞林夢幻―戦中戦後―』など。松本市在住。

 ☆テーマに沿って話題提供者の話のあと、気楽に懇談。自由にご参加ください。

主 催 サロンあがたの森実行委員会 共催 旧制高等学校記念館・記念館友の会
問合せ 旧制高等学校記念館 (℡35-6226 Fax33-9986)

第163回サロンあがたの森 2月17日(土)午後1時30分~

スタヂオの窓から見た信州30

話題提供 大岩 堅一さん    [フリー・アナウンサー]

日   時      2月17日(土) 午後1時30分 ~3時30分 (予定)
会   場      あがたの森文化会館   本館1 ― 5 
参加費        200円

 1988年の秋に開局したFM長野で、局アナとして仕事をするため松本に住むようになってから、ちょうど今年で30年になります。始めの頃はニュース原稿の「城山公園」を「しろやま~」、「佐久市中込」は「~なかごめ」と読んでしまったくらい、信州についての知識を持ち合わせていませんでしたが、東北信・中南信のそれぞれ多様な生活文化や歴史・地元意識に面白さを感じて、今では信州観光文化検定(2級ですが)を取得し、松本検定は第1回の年に合格しました(プチ自慢です)。

 それというのも、正月なら年取り魚の違い、夏になれば学校登山の辛かった思い出、季節の味の山菜やキノコのこと、東京で通じなかった方言などなど、生活の中の様々な話題を送ってくれたリスナーの投書が、私の好奇心をくすぐってくれたからです。

 今年は、松本出身の浅井洌が作詞した「信濃の国」が1968年に正式に県歌に制定されてから50周年に当たります。ちなみに彼は幼い頃、浅井家に養子に出されたのですが、生まれた家の姓は大岩です。そんなコアなネタから、山雅・歌舞伎・オリンピック・芸術館まで、30年を経て還暦を迎えた記念に、松本のこと信州のこと、たくさん喋りますよ!

  大岩さんは1958(昭和33)年、千葉県木更津市生まれ。早稲田大学を経て1980年、大阪・朝日放送(ABC)にアナウンサーとして入社、主にラジオの深夜放送や音楽番組で活躍。1988年にFM長野へ移籍して「タブロイドラヂオ~レッツ午前中!」などを担当。2006年からはフリーアナウンサーとして活動、「山岳フォーラム」「うえだ城下町映画祭」など各地のイベントの司会をはじめ、現在はFMぜんこうじ、あづみ野FMで番組制作・出演している。

 ☆テーマに沿って話題提供者の話のあと、気楽に懇談。自由にご参加ください。

主 催 サロンあがたの森実行委員会 共催 旧制高等学校記念館・記念館友の会
問合せ 旧制高等学校記念館 (℡35-6226 Fax33-9986)

 

第162回サロンあがたの森 1月27日(土)午後1時30分~

冬の書道パフォーマンス

話題提供 パフォーマンス 蟻高書道ガールズ

日   時      1月27日(土) 午後1時30分 ~3時30分 (予定)
会   場      あがたの森文化会館  講堂ホール 
参加費        200円

 松本蟻ケ崎高校の書道部は本年度、3年生15人、2年生13人、1年生19人の計47人が活動を続けてきた。「蟻高書道ガールズ」と呼ばれている。

 書道パフォーマンスは縦4㍍、横6㍍の紙に大小の筆で作品を仕上げていく。6分の制限時間内で書や筆遣いの美しさ、体を動かす表現などを競う。全国高等学校書道パフォーマンス選手権大会は「書道パフォーマンス甲子園」といわれる。

 平成29年8月に愛媛県四国中央市で開かれた第10回大会には、過去最多の105校がエントリーした。17都府県の21チームが出場した本選で、中部ブロックの代表(全2校)として3年連続4回目の出場を果たした「蟻高書道ガールズ」は、審査員特別賞を受賞した。

 セイジ・オザワ松本フェスティバルや地元の催しなど、さまざまな場所でパフォーマンスの実演や書道交流をしている。「地域のみなさまに笑顔と元気を届けたい」との思いによる。長野市で平成28年4月に行われた全国植樹祭では天皇、皇后両陛下のご臨席のもと約5,000人の参加者を前にパフォーマンスを披露した。

 古典作品にも真剣に向き合っている。県書道展をはじめ各展覧会で多くの部員が受賞するなど活躍する。成田山競書大会で入選して中国に招かれた部員もいる。

 蟻高書道ガールズを指導する大澤逸山さんは、昭和33(1958)年6月生まれの59歳。教育書道とともに、書道パフォーマンスの指導で同高書道部を全国トップクラスに導く。日展会友で、日展入選は17回に及ぶ。

 ☆テーマに沿って話題提供者の話のあと、気楽に懇談。自由にご参加ください。

主 催 サロンあがたの森実行委員会 共催 旧制高等学校記念館・記念館友の会
問合せ 旧制高等学校記念館 (℡35-6226 Fax33-9986)

 

第161回サロンあがたの森 12月9日(土)午後1時30分~

流星を観測するということ

話題提供 下田 (ちから)さん  [日本流星研究会会員]

日   時      12月9日(土) 午後1時30分 ~3時30分 (予定)
会   場      あがたの森文化会館  本館 1-5 
参加費        200円

 地球から見て私たちに一番近い天体が流星だということをご存知ですか。宇宙を旅する小さな塵が、旅の最後に地球に飛び込んで明るく光り輝き消える、それが流星です。

 子どものころ夜空を見上げて、流れ星を数えたという方は多いと思います。流星を観測するということはどういうことでしょうか。流星を観測することによって何が分かるのでしょうか。

 流星群を見たことがありますか。毎年同じ時期に出現して話題になるペルセウス座流星群、33年に一度大出現して驚かされるしし座流星群。そのほか突然現れる流星群もあります。流星群てなんでしょうか。

 流星の中には月のように明るく輝く「火球(かきゅう)」とよばれる大きな流星があります。中には燃え尽きずに落ちて来てしまうものもあります。それが隕石です。火球はどんな流星なのでしょうか。

 流星に関する疑問にお答えし、流星を観測するという楽しみについてお話しします。 

 下田さんは1958(昭和33)年、朝日村生まれ。地質コンサルタント。松本県ケ丘高校、信大農学部卒。1972年より流星観測を始める。2014年、「4月やぎ座α流星群」を発見したことにより、2015年日本天文学会天文功労賞受賞。日本流星研究会会員、日本火球ネットワーク事務局。同村在住。

 ☆テーマに沿って話題提供者の話のあと、気楽に懇談。自由にご参加ください。

主 催 サロンあがたの森実行委員会 共催 旧制高等学校記念館・記念館友の会
問合せ 旧制高等学校記念館 (℡35-6226 Fax33-9986)

 

第160回サロンあがたの森 11月11日(土)午後1時30分~

 中高年の健康管理

話題提供 竹前 紀樹さん  [長野市民病院名誉院長]

日   時      11月11日(土) 午後1時30分 ~3時30分 (予定)
会   場      あがたの森文化会館  本館 1-5 
参加費        200円

 2016年の日本人の平均寿命が男性は80.98歳、女性は87.14歳となり、国際比較では男女とも香港に次いで2位の「長寿国」です。日常的に医療・介護に依存せず自立した生活を送る「健康寿命」との差は、約10年になっています。

 一方、三大疾患の中心に位置づけられるがんの5年生存率は約65%で、医療の進歩とともに、その率は高くなりつつあります。

 認知症については、65歳以上の10%が罹患し、80歳を超えると有病率が約20%になるといわれています。今後、認知症の患者数は増加を続け、2025年には700万人になるとの推定もあります。

 平均寿命が延び高齢者人口の割合が多くなる半面、認知症などのリスクも高まるわけで、いかに健康寿命を延ばしていくかが、大きな社会的課題となっています。

 そんな実情を踏まえ、関心の高い中高年の健康管理について、話題を提供させていただきます。がん・認知症・脳卒中の診断・治療の現況について述べるとともに、健診の受診と自身のエンド・オブ・ライフ、終末期医療に対して、文書として残すことの重要性を強調したいと思います。

 竹前さんは1947(昭和22)年、長野市生まれ。1971年、信州大学医学部卒、同大学附属病院で勤務。相澤病院脳神経外科医長、米カリフォルニア大学サンディエゴ校留学(2年)、信州大学脳神経外科・救急部講師、同助教授を経て1993年長野市民病院副院長、2007年同病院長。2016年から長野市民病院名誉院長、朝日ながの病院院長。日本脳卒中協会 長野県支部副支部長。

 ☆テーマに沿って話題提供者の話のあと、気楽に懇談。自由にご参加ください。

主 催 サロンあがたの森実行委員会 共催 旧制高等学校記念館・記念館友の会
問合せ 旧制高等学校記念館 (℡35-6226 Fax33-9986)

 

第159回サロンあがたの森 10月14日(土)午後1時30分~

歴史から見た松本のまちづくり

話題提供 平尾 勇さん  [前松本市商工観光部長]

日   時      10月14日(土) 午後1時30分 ~3時30分 (予定)
会   場      あがたの森文化会館  本館 1-5 
参加費        200円

 「まち」というのは、そこで暮した人々の長い歴史の中で少しずつ形成されたものだろうと思います。社会的な大きな変動があり、産業の変遷があり、歴史に名をとどめる篤志家的な産業人がいて、国の政策があって、今の松本があります。

 明治以降の日本の近代を大きく牽引したのは製糸業であり、その製糸産業の中心的なまちの一つが松本でした。広大な桑園を耕し、大きな製糸工場をつくり、そこで働く人々を集めました。暮らす人が増えれば、その生活を支える商店・飲食、娯楽施設も増え、住まいと町並みができ、道路も整っていく。さらに、それを支える都市基盤としての交通、電力・電灯、銀行等の金融、人材育成のために学校が整い、徐々に近代都市が形成されていったのです。

 これは数百年続いた城下町の町割りに、近代産業のもたらした新しい街を重ね、上手に融合するような営みであったように思います。

 「“まち”とは、そこに暮した人々の記憶の集積である」といわれます。高名な政治家や産業人も、名もない市井の人々も同じく泡のように消えていきます。しかし、そこで暮した多くの人々の生きた痕跡や記憶は次の世代に引き継がれ、確かな形としての“まち”を残していったのだろうと思います。

  今回のサロンでは、とくに変化の激しかった明治以降の松本の歴史を産業史に焦点をあてながら、人々の「記憶の集積」をたどってみたいと思います。 

 平尾勇さんは長野市出身。慶応大学卒、明治大学大学院修了。富士総合研究所、長野経済研究所の理事・調査部長を経て、松本市の任期付き職員として、商工観光部長、健康産業・企業立地担当部長を歴任。「世界健康首都会議」の開催、健康産業の創出をめざす「松本ヘルス・ラボ」の起ち上げ、健康医療関連の企業誘致「松本ヘルスバレー」構想など、松本市が掲げる「健康寿命延伸都市」の道筋づくりに本年3月まで尽力。

 ☆テーマに沿って話題提供者の話のあと、気楽に懇談。自由にご参加ください。

主 催 サロンあがたの森実行委員会 共催 旧制高等学校記念館・記念館友の会
問合せ 旧制高等学校記念館 (℡35-6226 Fax33-9986)

 

第158回サロンあがたの森 9月9日(土)午後1時30分~

教育県信州のいま

話題提供 斉藤 金司さん  [元教員]

日   時      9月9日(土) 午後1時30分 ~3時30分 (予定)
会   場      あがたの森文化会館  本館 1-5 
参加費        200円

  斉藤さんの脳裏には、教員になって初めて赴任した静岡県の高校の始業式で見た光景が鮮明に残る。生徒指導の担当教諭が、ある男子生徒の丸刈り頭にいきなりバリカンを当て、額から頭頂部に向けて刈り上げたのだった。頭髪が校則の規定より長い、との理由だったが、全校生徒の目の前で指導の名の下に行われた辱めの現場に、斉藤さんは激怒した。

 本当の正しさとは何だろうか、と自問を続ける。「教育の目的は、よく生きるための内的なよりどころを見つけること」と言い切る斉藤さんの教員生活は「正しさ」の定義を求めての半世紀だった。教育現場でも教育行政の中枢でも、時に衝突をした。「そのコア(核)は怒りだった」と振り返る。高校の通学区をめぐる検討過程では長野県の田中康夫元知事とも激しくぶつかった。

 できない子をシャットアウトして、できる子だけを集めて東大進学を競うかのような昨今。東大に入学した教え子の数を自慢する先生もいる。「例えば障がいのある子や、経済的に苦しい家庭の子どもと一緒に学ばなければ、そういう人たちに向ける眼差しを持った人間が育つわけない」とよどみない。

 「出会った子どもたちもまた、自分を支えてくれるべく出会った人たちだった。教員生活を終えたいま心から思う」。斉藤さんが「教育県信州のいま」を語る。

 斉藤さんは昭和15(1940)年、松本市安曇島々出身。76歳。静岡、長野両県の高校教諭などを経て、本年3月教員としての生活に区切りをつけた。

 ☆テーマに沿って話題提供者の話のあと、気楽に懇談。自由にご参加ください。

主 催 サロンあがたの森実行委員会 共催 旧制高等学校記念館・記念館友の会
問合せ 旧制高等学校記念館 (℡35-6226 Fax33-9986)