企画展「工女宿宝来屋と野麦街道」
松本と飛騨高山を結ぶ野麦街道。
急峻な北アルプスを横断するこの街道は、古くから物流の道として利用されていました。日本海で水揚げされ飛騨高山を経由して松本にもたらされるブリはその代表で、「飛騨ブリ」として松本の正月に欠かせない年取り魚になっています。また、「あゝ野麦峠」で知られるように、諏訪地方の製糸工場で働く工女たちが故郷の飛騨地方に帰る道でもありました。
本展示では、野麦峠の麓にあった工女宿宝来屋の資料などを通して、野麦街道を行き交ったヒトとモノを紹介するとともに、現在に残る旧街道の痕跡を写真で展示します。この展示をきっかけに、野麦街道を歩いた人々に想いを馳せて旧街道を歩いたり野麦峠を訪れてみてはいかかでしょうか。
会 期 平成28年7月23日(土)~9月11日(日)
休館日は月曜日(休日の場合は、その翌日)
開館時間 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
会 場 松本市歴史の里 工女宿宝来屋
料 金 通常観覧料(大人400円、中学生以下は無料)
協 力 松本市ながわ観光協会、奈川地区地域づくりセンター