今昔はかり展2025~長さの話~ 開催中

2025年は、メートル条約が締結されて150年。

 

今年の今昔はかり展は、長さの話を中心に好評開催中。

 12月25日(木)まで

9:00~17:00(火曜休館日)

(入館16:30まで)

松本市はかり資料館第三展示室ほか

問い合わせ=松本市はかり資料館tel36-1191

 

メートル原器、キログラム原器(いずれもレプリカ)も期間限定で展示中。

 


メートルの歴史

 

メートルは、1795年に世界共通の単位制度の確立のためにフランスで制定されました。

19世紀半ばに単位系の国際統一の機運が高まり、1875年にメートル条約が締結され、ヨーロッパを中心に17か国に批准されました。

 翌年1876年にはメートルを定義するメートル原器の製作が始まり、1888年に30本のメートル原器が完成しました。

1885年にメートル条約に加盟した日本には、抽選によりNo.22の原器が配布されました。

この原器は、明治24年(1891)~昭和35年(1960)まで日本の長さの国家標準でした。

近代日本が欧米の技術を導入するうえで、それまで日本で使われてきた尺貫法を国際的なメートル法に準拠させるために重要な役割を果たし、その後の産業発展に大きく貢献しました。