☆第3回コーナー展示~生痕化石・植物化石編~のご案内☆

生痕化石の展示

こんにちは!化石館学芸員の小林です!久しぶりの投稿になってしまいました。今回は第3回コーナー展示~生痕化石・植物化石編~のご案内です。4~6月のクジラ編、7月~9月のアロデスムス編に続いて3回目のテーマ展示になりました。第1回、第2回がW主演だとしたら、今回の生痕化石と植物化石は名わき役と言ったところでしょうか(笑)目立たなくとも、なくてはならない存在です。特に生痕化石は、古生物学ではとても大切です。
さて、化石には2種類の意味があるのはご存じでしょうか。答えは、、、
⑴体化石(たいかせき)…動物の死骸や植物そのものが保存され、長い年月を経て地層中から見つかった化石
⑵生痕化石(せいこんかせき)…生物が生きた痕跡を示すもの(動物が排泄したフンや足跡、虫が歩いた跡など)が長い年月を経て地層中から見つかった化石    
皆さんお馴染みの恐竜の骨化石やアンモナイト化石は体化石です。体化石は生物の進化を解明したり、生物が生きた年代を特定したり、当時の環境などを知る手掛かりとして研究に使われています。一方で、生痕化石に関しても、例えば、フンの化石に含まれるものを鑑定することで、当時の動物が何を食べていたのか等を知る手掛かりとなります。また、化石の多くは、生息していた場所から運搬されて別の場所で化石として保存されるのに対し、生痕化石は地層が堆積したその場所で形成されるため、生物がおよそその場所で生息していたと考えることができます。あまり馴染みのない生痕化石ですが、とても貴重な化石だと言うことがお分かりいただけたと思います。生痕化石をゆっくりとご覧いただき、当時の生き物たちの生活を想像してみてはいかがでしょうか。

生痕化石(動物が海岸を歩いた跡)

生痕化石(動物が海岸を歩いた跡)

 

植物化石の展示

今回は植物化石の展示もしています。今回公開している植物化石は、多くが平成元年の化石館開館当時にご寄贈いただいたもので、今までほとんど展示したことがない化石です。10月~1月の4か月間だけ限定公開しますので、この機会をお見逃しなく。皆様のご来館をお待ちしております。

色々な葉っぱの化石

色々な葉っぱの化石