★夏期特別展「航海と旅を支えた時計」の開催について★

「航海と旅を支えた時計~甦る英国古時計コレクション~」の開催

こんにちは!時計博物館学芸員の小林です。いつも当館の博物館活動にご協力賜りありがとうございます。タイトルの通り、松本市時計博物館夏期特別展示を開催します。本展は、イギリス製の古時計を中心に、航海において使用されたマリンクロノメーターや旅先へ持ち歩いたトラベル時計、鉄道業界で今も用いられている懐中時計など、人々の生活を支えた時計の数々をご紹介するものです。旅を主に、人々の営みと密接に関わっていた多種多様な時計をご覧ください。
本展の開催チラシは以下から!
チラシ表
チラシ裏

開催概要

1 開催名

松本市時計博物館夏期特別展「航海と旅を支えた時計~甦る英国古時計コレクション~」

2 会場

松本市時計博物館 3階企画展示室

3 会期

令和5年7月29日(土)~9月10日(日)午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※毎週月曜日休館

※8月14日(月)は臨時開館

4 観覧料

通常観覧料(大人310円 小中学生150円)

5 見どころ

⑴航海を支えた時計

本展のメインコーナーのひとつです。大航海時代(15世紀~17世紀前半)の世界各国では、安全な船旅のため、経度を測定すること、引いては船上の厳しい環境下でも正確な時刻を刻む時計の発明が急務となりました。やがて、18世紀にイギリス人大工のジョン・ハリソンとフランス人時計師のピエール・ル・ロワが、船の揺れなどの影響を受けないマリンクロノメーターを発明したことを契機に、より高精度な時計が製造されるようになりました。時計の歴史を紐解く上でも外すことができないマリンクロノメーター(船舶時計)を公開します。

マリンクロノメーター(当館所蔵)

マリンクロノメーター(当館所蔵)

※展示資料から1点ご紹介!
<マリンクロノメーター/イギリス製/19世紀>
船が揺れても水平が保たれる構造になっており、マホガニー製の重厚な木箱に収まっています。船の運命を左右するだけに、機械も精密精巧に作られています。

⑵英国古時計

本展のもう一つのメインコーナーです。1657年に世界初の振り子時計が製作され、装飾時計の時代から高精度な時計を作る時代に転換しました。この頃を境に時計産業の主役に躍り出たのがイギリスで、約1世紀の間世界の時計産業を牽引しました。本コーナーでは、時計産業発展の一端を見ることができる英国古時計をご紹介します。

ロールスロイス形自動車時計(当館所蔵)

ロールスロイス形自動車時計(当館所蔵)

※展示資料から1点ご紹介!
<ロールスロイス形時計/イギリス製/19世紀>
イギリスの代表的な自動車メーカー・ロールスロイスの自動車をモチーフにした時計です。産業革命の息吹が感じられる時計のひとつでもあります。

⑶懐中時計の世界

ポケットウォッチと呼ばれて愛されている懐中時計を公開します。高精度な時計としての実用性のほかに、一種の装飾品として愛用されたため、文字盤やケースに施されたエナメル加工、デザイン性溢れる鍵や鎖、精密精緻なムーブメントなど、見所満載です。また、現在も鉄道業界で用いられている鉄道懐中時計は、シンプルながらも見やすいデザインとなっており、必見です。

懐中時計(当館所蔵)

懐中時計(当館所蔵)

※展示資料から1点ご紹介!
<懐中時計/イギリス製/19世紀>
文字盤が表裏ガラスになっており、機械部分が見えないのに針が動く神秘的な時計です。透明時計とも呼ばれています。現在は残念ながら稼働しません。

⑷旅を支えたトラベル時計

本コーナーは、戦後の日本で流行したトラベル時計を展示します。トラベル時計は、その名の通り、旅行先で使用することができる持ち運びに便利な小型の時計です。戦後の主流は革張りケースに時計が収まったゼンマイ式のトラベル時計でしたが、現在は電池で動くものがほとんどで、デザインも豊富です。

⑸令和4年度新収蔵資料

令和4年度に寄贈いただいた野澤コレクションの時計をご紹介します。長野県箕輪町で創業した龍水社の時計と、リズム時計、シチズン時計の時計を展示します。当館開館以来初公開の時計もありますので、ぜひご覧ください。

⑹「時計技師の技術と機械式時計の仕組み」

時計産業を支える時計技師の仕事と機械式時計を構成している各部品を紹介します。普段ではほとんど見られない時計の裏側の世界へとご案内します。

⑺「松本市時計博物館オリジナルぬりえコーナー」

お子さんの夏休みに合わせ、今回は5種類の絵柄を楽しむことができるぬりえコーナーを準備しました。たくさんの時計に囲まれながら、優雅なぬりえタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

★あめ市歴史展示「塩の道とあめ市のはじまり」のご案内★

はじめに

 こんにちは!時計博物館学芸員の小林です。11月20日(日)にまち歩き講座「松本の時の鐘を訪ねて」を開催しました。皆さんと共に協働しながら、松本についての学びを深めることができ、一層松本に愛着を持つ機会となりました。生憎の雨模様でしたが、たくさんのお客様にご参加いただき誠にありがとうございました。
 さて、今回はあめ市歴史展示開催についてのご案内です。あめ市歴史展示は、商都松本の新春の風物詩である「松本あめ市」の開催に合わせ、あめ市実行委員会様との共催で、毎年開催している展覧会となります。今回の展覧会のテーマは、「塩の道とあめ市のはじまり」です。あめ市の起源ともいわれる「塩市」と、塩が運ばれた街道、通称塩の道について触れ、あめ市のはじまりを紐解きます。あめ市の誕生に触れながら、代々受け継がれた松本のにぎわいを生む伝統行事に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

開催概要

あめ市歴史展示のチラシはコチラ

1 会期

令和5年1月4日(水)~1月29日(日) 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※1月10日(火)、16日(月)、23日(月)は休館日

2 会場

松本市時計博物館3階企画展示室

3 観覧料

大人310円、小中学生150円(あめ市歴史展示のみご覧になる方は無料です)

4 展示構成

⑴ 導入「あめ市の変遷」…あめ市歴史年表を中心に、あめ市の誕生から発展までの歴史を紹介します。
⑵ メイン「塩の道とあめ市のはじまり」…あめ市の起源とされる塩市と、塩を運んだ街道「塩の道」に関する資料を展示します。中でも、塩の道ちょうじや(大町市)収蔵の塩の道関連資料は当館初公開です。ぜひご覧ください。
⑶ メイン2「松本あめ市の隆盛」…あめ市のメインイベント「時代行列」に関する資料を中心に、あめ市のにぎわいの歴史をご紹介します。
⑷ コラム「上杉謙信の義塩伝説」

★時計博物館開館20周年記念展の開催のご案内★

「新・世界の古時計展~時計蒐集家本田親蔵に思いを馳せて~」

こんにちは!時計博物館の小林です。松本市時計博物館は、今年の9月1日で開館20周年を迎えます。いつも当館の活動にご協力賜りありがとうございます。今回は開館20周年を記念して、当館収蔵資料の中核をなす時計蒐集家本田親蔵氏の古時計コレクションを中心に、さまざまなテーマで展示します。故・本田親蔵氏は技師としてニクロム線や電球を作る傍ら、時計の精密さや奥深さに魅了され、世界各国の時計を蒐集しました。さらに、「時計は動いてこそ価値がある」という精神で、自ら修理し、ほとんどの時計が稼働状態にされていました。昭和49年、半生をかけて蒐集した時計及び関連資料243点が松本市に寄贈されました。やがて、平成14年9月1日に松本市時計博物館が開館し、多くの古時計が今なお時を刻み続けています。本田親蔵氏が愛情を注ぎ続けた古時計に思いを馳せてみてください。

先着200名限定!開館20周年記念缶バッジプレゼント!

開館20周年に合わせて、先着200名のお客様に記念缶バッジをプレゼントします。時計博物館らしい4種の缶バッジをご用意しています。デザインはもらってからのお楽しみ!なお、なくなり次第配布終了となりますので、予めご了承ください。

学芸員によるギャラリートークの開催

学芸員が展示資料の解説を中心に、古時計の魅力や機械式時計の仕組み、時計の歴史など、あらゆる側面からお話をします。奮ってご参加ください。事前申し込みなどは不要です。
日時:8月6日(土) 8月7日(日) 午前10時~午前10時45分(2回とも同内容)
対象:一般受講料:通常観覧料(大人310円 小人150円)

開催概要

1 開催名

時計博物館開館20周年記念展「新・世界の古時計展~時計蒐集家本田親蔵に思いを馳せて~」

2 会場

松本市時計博物館 3階企画展示室

3 会期

令和4年7月30日(土)~9月11日(日)午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※毎週月曜日休館

※8月15日(月)は臨時開館
※9月1日(木)は開館記念日のため無料開館

4 観覧料

通常観覧料(大人310円 小中学生150円)

5 見どころ

⑴「本田親蔵が蒐集した珠玉の古時計」

本展のメインコーナーです。装飾が美しく、王侯貴族の間で使われていた装飾時計から、日本の江戸時代に独自で製作された和時計まで、本田氏が半生を掛けて蒐集した時計を展示しています。振り子や文字盤、針、ケースなどのデザインを細部まで鑑賞し、時報の音に耳を傾け、時計が刻む時間に溶け込んでみてはいかがでしょうか。
目玉の展示資料:宝石取巻大理石置時計、おかご時計(諏訪市博物館所蔵、当館では初公開)

ルイ16世風置時計

※展示資料から1点ご紹介!
ルイ16世風置時計(本田コレクション)…18世紀に王侯貴族の間で流行したルイ16世風の置時計。フランス製。フランスで作られた時計は装飾性が強いものが多い。1対の燭台が付属し、こういった時計は西洋建築の暖炉の上に置かれていたと考えられる。

⑵「本田親蔵が蒐集した時計以外の品々」

本田親蔵氏は時計に限らず、生涯に渡って様々な品物を蒐集しました。機械式時計と仕組みが同じ蓄音機、初期のラジオをはじめ、天体望遠鏡、医療機器、ひいては化石まであります。たくさんのモノに好奇心を持ち、一点一点大切にしていた本田氏の姿が思い浮かびます。目玉の展示資料:蝋管式エジソン蓄音機(諏訪市博物館所蔵)、天体望遠鏡、アンモナイトの化石

⑶「時計博物館20年の歩み」

開館20年の歩みを、過去の展覧会で公開された時計やポスターを展示しながら振り返ります。時計博物館が刻んできた時間と歴史に注目してご覧ください。
目玉の展示資料:おかご時計、バロック糸吊り振り子時計

⑷「日本時計産業の発展」

明治初期の改暦以降、日本各地で時計メーカーが創業し、工場での大量生産が行われました。それに伴い、時計の価格も抑えられ、次第に国民にも浸透するようになりました。明治時代以降の時計製造の歴史を知ることで、日本の産業、モノづくりの発展を俯瞰することができます。他の博物館でほとんど触れられていない時計産業の発展史を、大型年表をとおして追っていきます。
目玉の展示資料:大型年表(デコデザイン・岡谷哲男氏作)、精工舎製掛け時計

⑸「信州の時計メーカー:龍水社の時計」

長野県を起源とする時計メーカー2社の内、現在の箕輪町で創業した龍水社の時計を展示します。このコーナーで展示するすべての時計は、当館開館以来初公開です。ぜひご覧ください。
目玉の展示資料:テンプ式置時計、目覚まし時計

※展示資料から1点紹介!
長箱形掛け時計(野澤浩正氏所蔵)…文字盤に龍水社のトレードマークである南アルプスをイメージした三峰にRのマークが描かれている。龍水社は戦後に創業し、リズム時計工業に吸収合併された後、時計の生産を終了。

⑹「機械式時計のムーブメント(構造)」

機械式時計を構成している各部品を紹介します。普段では絶対に見られない機械式時計の細部の世界へとご案内します。
目玉の展示資料:アンソニア機械、歯車、ぜんまい、振り子、時針、分針

⑺「時計博物館オリジナルぬりえコーナー」

お子さんの夏休みに合わせ、今回は5種類の絵柄を楽しむことができるぬりえコーナーを準備しました。たくさんの時計に囲まれながら、優雅なぬりえタイムを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

★時の記念日企画展「古時計の世界~時計メーカーと時計師~」のご案内★

はじめに

こんにちは。時計博物館学芸員の小林駿です。今回は、6月10日の時の記念日に合わせ、世界の近現代時計産業を支えた製造メーカーや時計師の技術や沿革をご紹介します。見た目の華やかさや時報の音色ばかりが注目されがちですが、古時計が製造された当時の会社の様子や先人たちの技術の精巧さに思いを馳せてみてください。
企画展のPR動画もぜひご覧ください!→コチラから

開催概要

1 主催

松本市立博物館 分館 松本市時計博物館

2 会期

令和4年5月21日(土)~6月19日(日) 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
※毎週月曜日休館(月曜日が祝日の場合は、その翌日が休館日)

3 会場

松本市時計博物館3階企画展示室

4 観覧料

通常観覧料:大人310円 小中学生150円 未就学児無料

5 展示構成・見どころ

⑴ コーナー1「西洋の時計製造会社」

 明治時代以降の日本時計産業の模範となり、急速な近代化に大きな影響を与えた欧米の時計メーカーを紹介します。アメリカのセストーマス社、イングラハム社、ドイツのユンハンス社など、多くの時計メーカーに触れますので、各社の製造した時計の特徴に注目してみてください。

⑵ コーナー2「日本の時計製造会社」

 明治時代に入り、欧米から輸入した機械式時計にいち早く注目し、時計の大量製造に成功したのが、名古屋地域の製造会社でした。明治時代から大正時代にかけ、多数の時計メーカーが創業し、名古屋は時計の一大生産地へと発展しました。戦後、俗に言う古時計を製造する会社は急減しましたが、精工舎(現セイコーホールディングス)を中心に、その技術は懐中時計や腕時計の生産へと引き継がれています。温故知新の気持ちで、時間や時計について大切に考えてみてはいかがでしょうか。

⑶ コラム1「時の記念日紹介」

 時の記念日が6月10日に設定された経緯、日本人の時間を重んじる規律が醸成された時代背景などを紹介します。

⑷ コラム2「時計技師の仕事」

 古時計を時を動かし続けるには、日々古時計をメンテナンスし、ゼンマイを巻き、時には修理をする時計技師(時計修復士)の存在が欠かせません。このコーナーでは、時計技師の仕事についてご紹介します。

⑸ コラム3「古時計の部品」

 古時計の動力であるゼンマイや歯車、各種部品をご紹介します。普段はケースに入っていて見ることができない機械部品を細部まで見て、古時計の奥深さを感じてみてください。

⑹ 古時計説明会資料

 園児対象の古時計説明会用の資料を展示します。(今年度の予約期間は終了)
 線香時計をはじめ、キャラクター時計など珍しい時計資料の実演を行います。

関連事業「一般向け古時計説明会」について

古時計を実際に動かしながら時計の仕組みを説明します。奮ってご参加ください。
日時:6月11日(土) 6月12日(日) 第1回 午前11時20分~ 第2回 午後2時20分~(各回約20分)
参加費:通常観覧料

おわりに

以上、時の記念日企画展のご案内でした。この機会に時計博物館へご来館いただき、100年の時を超えてチクタクと動き続ける古時計の世界に思いを馳せてみてください。皆様のご来館を心よりお待ちしております。

夏期特別展「江戸時代の時」を開催します。

夏期特別展「江戸時代の時」

 

開催趣旨

205櫓時計(今井宝輪寺)  江戸時代の日本では、季節によって時間の長さが変化する不定時法が用いられていました。そのため「和時計」は、きわめて特殊な機械時計として発達し、独自の機構を持つ世界でも珍しい時計といえます。  

現代の日本の精密工業の発展は、江戸時代の和時計技術者の伝統にルーツがあり、機械工芸品として世界で高く評価されています。

本展において、江戸時代の人々の時間や季節の感覚に思いを馳せてみてください。

 

主催

  松本市時計博物館

 

会期

  令和3年7月31日(土)~9月12日(日)  

月曜休館・開館時間:9時~17時(入館は16時30分)※ただし8月16日(月)は臨時開館    

  

会場

  松本市時計博物館 3階企画展示室

 

観覧料

企画展観覧料は通常観覧料

 

夏期特別展チラシ

チラシA4

8月16日(月)臨時開館のお知らせ

8月16日(月)臨時開館します。

8月の休館日は2日(月)、10日(火)、23日(月)、30日(月)です。

※8月9日(月)は開館。

 

時の記念日企画展「古時計の魅力」を開催します。

 

        装飾・動作・モチーフの3つの視点

会期:令和3年5月22日(土)~6月20日(日)

6月10日の時の記念日にちなみ、装飾や動きに特徴のある時計を展示し、古時計の魅力を紹介します。

時計博物館_2021イメージ

1 開催趣旨・展示内容

 時の記念日について紹介するとともに、造形に特徴のある資料や装飾が美しいもの、動きが面白いものなどを展示し、古時計の魅力について紹介します。

 また、古時計説明会のために音や動きに特徴を持つキャラクター時計など含むを収蔵資料と令和2年度の新規収蔵資料をあわせて展示します。

2 主催

  松本市時計博物館

3 会場

  松本市時計博物館 3階企画展示室

4 観覧料 

  通常観覧料(大人:310円 小人:150円)

5 展示構成

⑴ 古時計の魅力

 古時計の魅力には様々なものがあり、人それぞれの視点から鑑賞することができますが、今回は、古時計の魅力を装飾・動作・モチーフの3つの側面から紹介し解説します。

⑵ 古時計説明会資料

 園児対象の古時計説明会用資料を展示します。(園を通じて予約終了)

 線香時計をはじめキャラクター時計など珍しい時計資料の実演からユニークな時計を楽しんでいただけます。

⑶ 令和2年度新収蔵資料紹介

 前年度に寄贈された資料について公開します。

 主な資料:令和2年度新収蔵資料

古時計説明会

 古時計を実際に動かしながら時計の仕組みを説明します。

 ○日時   6月5日(土)、6月6日(日)
       【第1回】午前11時20分 【第2回】午後2時20分 (各回とも約20分間)

 ○参加費  通常観覧料

展示品から

163金彩色絵男女文飾時計

装飾に注目

■金彩色絵男女文飾時計 イギリス・19世紀

上下各4面に異なる絵柄を配し装飾性が強い、華やかな佇ま

い。時計はかつて調度品として大切に扱われていた。機械は

ゼンマイ式の8日巻。

 

1194スケルトンクロック

 

動きに注目

■スケルトンクロック 

内部の構造がみえる。鎖引き機構が確認できる。

153口笛吹人形置時計 

モチーフに注目

■口笛吹人形置時計 ドイツ 19世紀

人形が首を動かしながら口笛を吹きながら時間を知らせるユ

ニークな時計。

 

 

令和3年あめ市歴史展示「あめ市近現代史」

 

あめ市近現代史チラシ

 古来より様々に名称や形を変えながら続いてきている「あめ市」は、城下町松本の正月の風物詩となっている伝統行事です。本展では、「あめ市近現代史」と題し、明治・大正・昭和・平成と変化する激動の時代に対し、あめ市がどのように移り変わっていったか、その歴史について紹介します。

『松本繁昌記』初市の挿絵

「『松本繁昌記』初市の挿絵」明治16年

「 塩取合戦」平成18年

「 塩取合戦」平成18年

会期・開館時間

 令和3年1月5日(火)~1月31日(日) 【毎週月曜日は休館(休日の場合はその翌日)】
 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

会場

 松本市時計博物館 3階企画展示室

観覧料

 無料(1・2階常設展は通常観覧料)

「江戸時代の絵本と浮世絵」を開催します。

偐紫田舎源氏初編上下表紙

偐紫田舎源氏初編表紙

 

 本展は、日本浮世絵博物館との共催展として、「江戸時代の絵本と浮世絵」・「押絵雛と浮世絵」・「浮世絵に描かれた時計」の3つのテーマにそって、博物館資料を浮世絵とともに展示し、博物館資料のさらなる魅力を紹介します。

会期

令和2年10月3日(土)~10月25日(日)(毎週月曜日休館)

午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

会場

松本市時計博物館 3階企画展示室

料金

通常観覧料(大人310円 小・中学生150円)

夏期特別展「時計の部品展」を開催します。

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会期

令和2年7月23日(木・祝)~9月6日(日)

【月曜日休館、休日の場合はその翌日、(ただし8月11日(火)は臨時開館)】

会場  

松本市時計博物館 3階企画展示室

観覧料  

通常観覧料 (大人:310円 小・中学生:150円)

 

概要 

 一般的な機械式時計は、文字盤と指針があり、鐘をついて我々に時間を知らせてくれます。この時計を動かすための時計機械は、様々な役割を持つ機構に分けられます。動力をつかさどる機構、時間を調節する機構、時を打つ機構などがあり、そこに使われる時計部品も一つ一つ重要な役割を果たしています。本展では、機械式時計の歴史や、明治時代以降の日本に普及した時計を主に取り上げ、時計の仕組みや部品の役割などを紹介します。