☆化石新聞第6刊~アンモナイトについて~☆

こんにちは!真田氏が大好きな学芸員の小林です。
四賀化石館に来て、真田氏と四賀に色々な繋がりがあったことを
知ってテンションが上がっています(笑)
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真田氏と同じく、海野氏を本家とする豪族会田氏の菩提寺 廣田寺(松本市四賀会田)
寺紋は海野氏、真田氏の家紋である「六文銭」になっています。


さて、今回は化石新聞第6刊~アンモナイトについて~です。

皆さんはアンモナイトをご存じですか?古生物の代表格として、
かわいらしいイラストで登場する機会が多いですから、皆さん
一度は見たことがあると思います。
アンモナイトは、古生代のデボン紀(およそ4億2千万年前)~
中生代の白亜紀末期(およそ1億5千万年前)に栄えた動物です。
ここでクイズです。「アンモナイトは貝の仲間である。〇か×か?」
正解は後程!
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四賀化石館で販売中のアンモナイト(1500円)

アンモナイトの名前の由来は、ヨーロッパで信じられた神様「アモン神」
とギリシャ語で石を表す「lites(アルファベット表記)」から来ています。
アモン神の頭にはアンモナイトのようにクルクル巻いた角がついています。
その角に似ていることからアンモナイトという名前になったということは、
とても興味深いですね。
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8月のぬりえ大賞(学芸員賞)受賞作品のアンモナイト

実は、アンモナイトはポケモンのように進化したと言われています。
アンモナイトの化石をよ~く観察すると、仕切りがあるのが分かります。
その仕切りがシンプルなものから、徐々に曲線を描き複雑になっていったと
言われています。最もシンプルなものからゴニアタイト、やや複雑なセラ
タイト、枝葉のように複雑なアンモナイト(狭義のアンモナイト)と進化
しました。
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化石教室レプリカ作りコースで制作したアンモナイトのレプリカ

アンモナイトのサイズとして、手のひらサイズのものから直径2.5メートル

にも及ぶ化石も見つかっています。また、形は、皆さんがなじみのある渦巻
状のものだけではなく、棒状のもの、巻き方に規則性がないものも存在します。
後者は、異常巻きアンモナイトと言われ、日本で見つかることが多いことから、
ニッポ二テスと名付けられた種類もいます。
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化石館2階に展示中のアンモナイト

最後に、先ほどのクイズの正解を発表します。正解は…×です!!!
アンモナイトは、貝のように見えますが、貝類ではなく頭足類という種類です。
今でいえば、イカやタコの仲間です。頭と足が一緒についているため、頭足類と
言われています。
アンモナイトはイカやタコのご先祖です。殻を使わないため、
退化してしまったと考えられます。
ここで、豆知識です。イカの中でも殻の名残がある種類がいます。
よくお寿司屋さんで目にするコウイカです。コウイカは殻こそないものの、
体内に殻の名残である甲羅が残っています。コウイカを見かける機会があったら
ぜひよくよく観察してみて下さい。
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コウイカの甲羅(現生)


以上、アンモナイトについてでした。アンモナイトは残念ながら絶滅してしまいましたが、

かわいらしいフォルムで皆さんには人気ですので、化石館に来てゆっくり鑑賞してみては
いかがでしょうか。

 

 

 

☆松本駅コンコース展示のご案内と講座開催のお知らせ☆

こんにちは!最近筋トレブーム到来中の学芸員の小林です。
毎朝毎晩のプロテイン補給が欠かせません(笑)

さて、本日から松本駅のコンコースの一角にて、四賀化石館の展示を行っています。
四賀化石館のコンセプトカラーの青を基調とした見やすい展示になっています。
現在は高い山々に囲まれた松本盆地ですが、およそ1300万年前は海でした。
その証拠として、松本市四賀からはたくさんの海生哺乳類の化石が産出しています。
海だった頃の松本を想像しながら展示を鑑賞していただけたら嬉しいです。
コロナウイルス感染拡大のため、駅にお出かけの機会は少ないかと思いますが、
駅にお立ち寄りの際はぜひご覧ください!
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続いて、化石教室「レプリカ作りコース」のご案内です。
いよいよ10月6日(火)朝9時~電話(0263ー64-3900)にて予約スタートです!
詳細は下記をご覧ください。

内容:化石のレプリカ作り(アンモナイトや三葉虫など)、レプリカ色塗り、化石館見学
日時:10月31日(土) 11月28日(土)
   午前の部(9時半~11時半) 午後の部(1時半~3時半)※同内容
定員:各回20名(コロナ対策のため、親子含めて20名の定員です。)
対象:5歳以上(小学生以下保護者同伴)
参加費:1名500円
お願い:①絵具を使いますので、汚れてもよい服でお越しください。
    ②事前にマスク着用などのコロナ対策をしてお越しください。
    ③お飲み物(フタ付きが好ましい)をお持ちください。

大人も楽しめる大人気の講座です。ふるってご参加ください。

 

 

☆9月の化石教室を開催しました☆

こんにちは!化石館学芸員の小林です。
毎日のお昼ご飯は鳥のむね肉とレタスなのですが、最近とても飽きてきました。
何かおすすめの健康食品がありましたら、ぜひ教えて下さい(笑)

さて、先日今年度最後の化石採集教室を開催しました。
当日は天気が心配されましたが、参加された方々の強運により、午前の部も午後の部
も無事採集することができました。雨の次の日の採集は、地層が濡れてしまって化石を
見つけるのがとても難しい環境です。しかし、選球眼ならぬ選石眼に優れた参加者様が多く、
いい化石がたくさん見つかりました(笑)
ペッカムニシキや魚の骨、頭といったレア物を見つけるお子さんも多く、楽しそうに採集を
されている姿を見て、私たちも元気とパワーをもらいました!
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今年は新型コロナウイルスの流行で、5月と6月の教室を中止にさせていただき、皆様には
残念な想いとご迷惑をお掛け致しました。
それでも、皆様のご協力のお陰で、7月、8月、9月の日程を無事開催することができました。
コロナ禍の中、本当に多くの皆様に参加いただきまして、誠にありがとうございました。
来年度も開催する予定ですので、引き続きご愛顧のほど宜しくお願い致します。
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10月、11月は化石教室「レプリカ作りコース」を開催する予定です。
詳しくは、新聞や広報まつもと、コチラをご覧ください。

 

☆化石新聞第5刊~化石から分かること~☆

こんにちは!化石館学芸員の小林です。
今週末は台風が来るので、気を付けたいですね。

今回は、化石新聞第5刊「化石から分かること」についてです。
化石にはいくつか種類があるのはご存じでしょうか?
今回はいくつかの種類を紹介しながら、化石から分かることを考えていきます。

①示準化石(しじゅんかせき)
化石として見つかった生物が、いつの時代を生きたかを知ることができる化石を、
示準化石と言います。例として、アンモナイトや三葉虫が挙げられます。
三葉虫は古生代のカンブリア紀に現れ、ペルム紀末期に絶滅しました。
アンモナイトは古生代のデボン紀に現れ、中生代の白亜紀末期に滅亡しました。
また、同じ三葉虫やアンモナイトでも、徐々に進化したり衰退したりしたので、
それぞれの特徴から、より詳細な時代が分かります。
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②示相化石(しそうかせき)
化石として見つかった生物の生きた当時の環境が分かる化石のことを示相化石と言います。
例えば、四賀でよく見つかるニシンのウロコの化石です。
ニシンは海に泳ぐ魚で、今では北海道などの寒い海に生息しています。
つまり、ニシンのウロコの化石から、松本市四賀には昔寒い海が広がっていたことが分かります。
他にも、サンゴの化石なら暖かくて浅い海が広がっていたと分かるでしょう。
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③生痕化石(せいこんかせき)
虫がはった跡や恐竜の足跡など、生き物が生きた痕跡が分かる化石を生痕化石と言います。
四賀化石館には、とても大きな虫のはい跡の生痕化石がありますので、お越しの際はぜひ
ゆっくりご覧になってください。
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④生き物の特徴が分かる化石
①~③のような化石以外にも、生き物の特徴が分かる化石もあります。
お子さんに大人気のティラノサウルスの歯は、バナナのようなブレード状になっており、
大型の動物を強靭な歯で噛みちぎって食べていたということが分かります。
また、シガマッコウクジラの全身骨格化石が典型例です。
歯を見れば、上下に恐竜のような大きな歯が並んでいます。
この歯を調べることで、シガマッコウクジラがトドなどの大型動物を食べる肉食動物で、
獰猛な性格だったと分かります。
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以上、化石新聞第5刊でした。皆さんも、四賀化石館にお越しの際は、ただ展示品を
鑑賞するだけではなく、化石から分かることはないか、その生物が生きた時代はどのような
環境だったかなど、いろいろなことを想像しながら巡ってみてください。
自分が海の中にいるように好奇心を持って鑑賞するととても面白いですよ!

 

☆8月の化石教室を開催しました☆

こんにちは!学芸員の小林です。
安倍総理の辞任表明、驚きのニュースでしたね。

さて、本日化石教室「化石採集コース」を開催しました。
今年一といって良いほど暑い中、多くの方にご参加いただき
ありがとうございました。
キラキラした笑顔で楽しそうに化石採集をしている皆さんを見て、
私たちも本当にうれしかったです!
一か月ぶりの化石採集コースでしたが、参加者の方々の行いの良さからか、
レアな化石がたくさん出てきました。
ペッカムニシキ、魚の骨、頭…まさに豊作でした☆
今回採れた化石は世界にたった一つしかない化石なので、ぜひ大事にして下さいね!

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今回は、化石採集以外にも、シガマッコウクジラ、豆岩、現地保存クジラ化石など
たくさん見学をして、いっぱい勉強できたと思います。ぜひご自宅で復習をしてみて下さい。

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本日は本当にありがとうございました。10月、11月には化石教室「レプリカ作りコース」

を開催予定です。詳しくは、広報まつもと、新聞などをご覧ください!

???????????????????????????????(参考:企画展で展示したアンモナイトのレプリカです)

 

 

☆化石新聞第4刊~化石とは~☆

こんにちは!化石館学芸員の小林です。
コロナウイルスが早く収まることを祈る毎日です。

さて、今回は化石新聞第4刊~化石とは?~のご紹介です。
皆さんは化石とは何かご存じですか?
化石とは、「我々人類が誕生する前に生きていた生物の死がいや痕跡が長い時間をかけて
堆積し、地表から見つかったもの」です。
「我々人類が誕生する前に生きていた生物」のところが重要です。ここテストに出ます(笑)
お客様から「人間の化石はありますか?」「ミイラは化石ですか?」と質問をいただく
ことがあります。答えは、NOです。
化石の概念は研究者によって異なることが多く難しいですが、このポイントだけ覚えましょう!
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続いて、化石のでき方についてです。化石は以下のような手順でできます。
①我々人類が誕生する前に生きていた生物の死骸が海などの底に横たわる。
②死骸の上に泥や砂が積もる。(泥や砂でパックされる)
③長い年月をかけて砂や泥の層ができ、硬い岩石になる。(地層)
④地震などの地殻変動で地面が盛り上がる。
⑤盛り上がったところから化石が見つかる。
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化石のでき方を見ると、化石ができることが奇跡的なことだとお分かりいただけると思います。
それこそ天文学的確率です。①~⑤の1つでも欠けたら化石はできませんし、見つかりません。
化石が発掘されることは本当に神秘的なことです!

何万匹、何億匹といった生物が生きた中でも、現在化石となって発見されるのはごくわずか。
そして、大発見の裏には、何人もの学者達の地道なクリーニング作業、調査研究作業があります。
だからこそ化石館は、多くの方々の素晴らしい成果の集まりです。
ご来館の際はぜひ一点一点をゆっくり鑑賞してみてください。
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以上、今回は化石についてのご紹介でした。夏休みの自由研究やこれからの学びのきっかけに
なれば嬉しいです。

 

☆化石クリーニング体験を開催しました☆

こんにちは。化石館学芸員の小林です!
お盆ですが、コロナの影響で今年の夏休みはゆっくりできなさそうですね。
化石館はお盆中も、感染対策を徹底しながら通常通り営業をしています。

先日夏休み3講座最終回「化石クリーニング体験」を開催しました。
当日は35度近くの猛暑日でしたが、たくさんの皆様にご参加いただき、
とても楽しい講座となりました。
多くの方々のご参加誠にありがとうございました。

今回の講座は、化石館名物博士の吉澤先生に講師を務めていただきました。
最初は吉澤先生によるためになる化石の講義が行われました。
皆さんは化石とは何かご存じですか?化石といえば恐竜!という声が挙がってきそうです。
もちろん恐竜も化石ですが、、、

化石とは、「我々人類が誕生する前に生きていた生物の死がいや痕跡が長い時間をかけて
堆積し、地表から見つかったもの」です。

吉澤先生も強調してお話していました。6年生の皆さんは理科の授業で化石のお勉強を
しますので、ぜひこの機会に覚えて下さいね。
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化石や地層のお話を聞いていただいた後、いよいよ化石クリーニング体験をして
いただきました。
今回はおよそ500万年前~400万年前の長野市戸隠の砂岩に含まれる化石を
クリーニングしました。この砂岩からは、ホタテや二枚貝の化石が多く出ます。
慣れない工具を巧みに使いこなし、地道に化石をクリーニングしていきました。
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化石は最初から綺麗に見えている訳ではありません。最初は、礫や砂の中に埋まって
一部しか見えていないものがほとんどです。工具を使って不要なところを削っていく
地道なクリーニング作業があってこそ、大きな発見があるのです。
参加していただいた皆さんには、化石をクリーニングすることの大変さを実感いただけた
と思います。とても大変な作業でしたが、高い集中力で楽しそうにやっているお客様を
見て、パワーをもらいました。
今回のクリーニングでは削りきれなかったところもあると思います。続きはぜひおうち時間で
コツコツ挑戦してみてください。
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以上、今回は化石クリーニングを体験していただきました。
夏休みという良い機会ですから、化石にとらわれずいろいろなことを学び、様々なことに
挑戦してみて下さい。今回の講座をきっかけに、何か新しい発見をしていただけたら嬉しいです。

今年はほかにも、秋に化石教室「レプリカ作りコース」を開催する予定です。
HPや広報、新聞などで追って告知しますので、お見逃しなく!
たくさんのご応募をお待ちしております。

 

 

☆たくさんの微化石を見つけました☆

こんにちは!化石館学芸員の小林です。
長い長い梅雨が開け、ようやく夏らしい季節になりましたね。
水分補給をしっかりし、ご飯をたくさん食べて夏を乗り切りましょう!

先日、夏休み3講座の第2回「微化石モンスターを探せ」を開催しました。
講師は化石研究のプロである小池伯一氏に担当していただきました。
四賀や戸隠産の魚、貝類化石などの多くの研究成果を残しておられる同氏
のお話は、とても興味深いもので、ご参加の皆さんも前のめりになって聞いて
いました。
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小池氏による目からうろこの講義の後、いよいよみんなで微化石を探しました。
小さい粒や、やや大きい粒の砂の中から、根気よく化石を探していきます。
砂はとても小さいので、その中から微化石を見つけるのは難しいことです。
お子さんから保護者の方々まで、次々に微化石を探し出しており、
本当に驚きました。中には数十個の微化石を見つけ出す強者もいました。
また、コイケハナカゴやウニのアゴの化石などのレアな化石を見つけ出す
方もいました。
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皆さん一生懸命に化石を探し出しており、あっという間に講座は終わって
しまいました。講座で見つかる化石は、世界でたった一つの宝物です。
参加された皆さんはぜひ大切に保管してください。

暑い中での開催でしたが、多くの方々にご参加いただきありがとうございました。
またのご来館をお待ちしています。

☆7月の化石教室を開催しました☆

こんにちは!化石館学芸員の小林です。
最近のブームは、四賀のB&G海洋センターで泳ぐことです。
市内のほかのプールに比べて混雑しておらず、プールも綺麗なのでおすすめです。

さて、先日今年度最初の化石教室を開催しました!
コロナ渦の中、たくさんの方にご参加いただきまして、誠にありがとうございました。
コロナウイルス感染拡大のため、5月、6月の化石教室は中止とさせていただきましたが、
皆様に感染対策にご協力いただき、今回何とか開催することができ本当に良かったです。
今回は現地での化石採集を楽しみにされていた方も多かったことと思いますが、
大雨のため、お客様の安全を考慮いたしまして、現地での採集を中止とさせていただきました。
申し訳ございませんでした。

そんな中スタートした化石教室。最初は化石館の名物博士による目からウロコの特別講義が
行われました!小さいお子さんには少し難しかったかもしれませんが、とてもためになる
講義に皆さん興味深々に聞いているようでした。博士からお話を聞ける機会はとても貴重
なので、ぜひこれからの生活に生かしてみて下さいね!
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続いて、化石館の面白講師によるシガマッコウクジラの解説!ここでしか聞けないスペシャルな
お話が聞けました。お話を聞いた後もう一回化石館に訪れたら、また違った見え方がすると思うので、
ぜひ足を運んで下さい。
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続いて、バスに乗車して地層と現地保存のクジラを見学しました!
長野県に住んでいても知らなかったことが知れたり、はるか太古の地層や化石に圧巻された方
も多いと思います。今回見学したほかにも、四賀にはたくさんの魅力的なスポットがあります。
四賀地区の地層マップを無料で用意しておりますので、ご希望の方は化石館受付までお越しください。
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最後に、化石教室のメインである化石採集を2階の学習室で行いました!
野外で採集できないことは本当に残念でしたが、用意した岩石の中から化石を探してもらいました。
使ったことがないハンマーとたがねを上手に使って岩石を砕いていました。
お子さんから大人の方まで化石探しにとても集中していて、時間はあっという間に過ぎてしまいました。
お客様が笑顔で嬉しそうに化石を見つけている姿をみて、本当にうれしかったです。
皆さん無事に化石が見つかったようで大喜び!!中には二枚貝や魚の頭といったレア化石を見つけている
お子さんもいました♪
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次回の化石教室は8月29日(土)です。今回ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
今年度の化石教室の受付は終了とさせていただきましたが、秋にはレプリカ作りコースを開催する予定です。
10月頃に応募をする予定ですので、広報誌や新聞誌をご覧下さいませ。

 

☆化石新聞第3刊~会田富士のご紹介~☆

 こんにちは!毎朝のプロテインが欠かせない学芸員の小林です(笑)
プロテインは3大栄養素のたんぱく質を摂取できるだけでなく、
不足しがちなビタミンも取ることができるのでおススメです!

さて、今回は「会田富士」のご紹介です。
「富士?なんのこと?四賀にあるの?」と不思議に思ってしまいますよね。
結論から言いますと、「会田富士」とは松本市四賀北部にそびえる山、
虚空蔵山のことです。富士山のような綺麗な台形をしているため、
昔から地元の方々に「会田富士」と呼ばれて親しまれています。
特に冬の四賀五常地区からの眺めは、頭がうっすら雪化粧をしており、
本物の富士山のようで大変綺麗です!
登山道が整備されており、アクセスも比較的良いので、夏場は登山を
楽しんでいただくことができます。
誌上博物館原稿用写真(9月)
   四賀五常地区から眺めた虚空蔵山(冬季)

ここで、虚空蔵山の魅力を2つご紹介します。
 1つ目は「自然の豊かさ」です。
登山の道中では、フクジュソウやツツジといった様々な花々を愛でることができ、
山頂からは筑北村方面の見事な景色を眺めることができます!
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     化石館に展示中のフクジュソウの写真

 2つ目は「歴史的趣を感じられること」です。
虚空蔵山には中世の時代(1300年~1600年ごろ)に、虚空蔵山城という立派なお城がありました。
虚空蔵山城は、四賀会田地区に住み着いた会田海野氏という国衆(戦国大名に仕える者)が、
築城し本拠としました。現代に例えると、戦国大名が本社の社長、国衆が子会社の社長といったイメージです。
会田海野氏は元々深志城(現松本城)を本拠とした小笠原氏に仕えていました。
その後武田氏に仕えましたが、武田氏が織田信長に滅ぼされたことで、会田氏は孤立してしまいます。
そして、元々武田氏が支配していた領域を誰が確保するのかという争いの中で、
皮肉にも以前仕えていた小笠原氏に滅ぼされてしまいました。
 こうして会田海野氏は滅亡を迎えたため、虚空蔵山城も落城してしまいましたが、
現在もなおこのお城の一部が残っています。
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   松本市教育委員会文化財調査報告書より抜粋

皆さんもぜひ、自然豊かで歴史的な「会田富士」に訪れてみてはいかがでしょうか?
四賀地区は化石だけじゃないんだと知っていただけたら嬉しいです!!!