大人のための化石教室が開催されました。

 本日、2020年2月15日に「大人のための化石教室」第3回目が開催されました。
真冬の四賀地区で、いったい何人の方が参加してくださるのかと不安でしたが、熱心な参加者に恵まれ、3回ともに充実した講座となりました。

第1回目は「化石採集体験と地層見学」でした。講座の内容は参加者のかたが「新まつもと物語」にまとめてくださったのでぜひこちらをごらんください。

第2回目は「松本平の化石についての講義と化石館収蔵庫見学」でした。
日本古生物学会会員で、長野県の化石発掘に多大な貢献をしている小池伯一氏の講義を聞き、改めて展示室の化石を見学しました。

大人講義  大人展示室

その後、収蔵庫に入り、現在すすめているシガマッコウクジラの整理作業について
化石の現物を見ながら説明しました。

大人収蔵庫

本物が見学できる貴重な体験に、参加者の方々の熱もあがります。

第3回目は「化石クリーニング体験」です。
化石館の名物講師、吉澤五美氏の説明を受けて、およそ400万年前の戸隠産の岩体から貝化石を掘り出していきます。繊細な根気のいる作業です。しかし、参加者のみなさんはあっという間に没頭して、学習室はコツコツカリカリという音だけが響きます。

作品2

教室2

休憩をはさんで2時間後には、ただの石の塊から美しい貝化石が現れてきました。

作品5

作品6

最後に参加者の方々から一言ずつ感想をいただき、ああ、企画してよかったと思うことができました。化石を少しでも知ることは、何万年何億年という悠久の時間に思いをはせ、生き物としてのちっぽけな自分に気づかされることなのかなと、みなさんの感想から改めて思うことができました。

参加者の皆様、本当にありがとうございました。
またのご参加をお待ちしています。

                            四賀化石館 学芸員 高木美保子