【終了しました】第10回 「復活 話をきく会』 尋ね歩く菅江真澄―出発点としての信濃

講演会概要 

 三河の人 菅江真澄が故郷を出発したのは、浅間山が噴火し、天明の飢饉が発生した
天明3年(1783)のことです。それ以来、出羽秋田領で文政12年(1829)に
亡くなるまでの40数年間にわたり、北日本の各地を歩き続けました。それは自由きま
まに見えて、明確な目的意識をもった研究・探索の旅でありました。信濃はその最初の
滞在地です。天明3年3月から翌4年7月まで知己と交わり、各地を巡り歩き、『委寧
能中路(いなのなかみち)』、『すわの海』などの日記を残しています。そこには
「みちのおく」へのこころざしがそれとなく示され、知己にも温かく送り出されました。
 その後の北日本の旅では、信濃での見聞がそのところどころに引例されています。
真澄の生涯の旅にとって信濃体験がどのようなものであったか、即して考えてみましょう。

講師紹介

講師

 

 

 

 

 

 

菊池 勇夫 先生(宮城学院女子大学名誉教授)

日本近世史が専門。立教大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。宮城学院女子
大学教授を経て、現在名誉教授。また、2019年4月より一関市博物館館長。おもに
北方史、飢餓史、生活文化史の分野に取り組み、それらとの関わりで菅江真澄の研究
にも力を入れてきた。真澄関係の著書には『菅江真澄』(人物叢書、吉川弘文館)、
『菅江真澄が見たアイヌ文化』 (神奈川大学評論ブックレット、御茶の水書房)、
『探求の人菅江真澄』(無明舎出版)など。そのほか『飢えと食の日本史(吉川弘
文館)、『近世北日本の生活世界』(清文堂出版)、『義経伝説の近世的展開』
(サッポロ堂 書店)など多数。

日時

令和元年9月7日(土) 午後2時から午後4時まで

会場

博物館 2階講堂

定員

60名(先着順)

参加料

通常観覧料(大人200円 小中学生100円)

申し込み

松本市立博物館まで電話でお申し込みください。(☎ 0263-32-0133)