第159回サロンあがたの森 10月14日(土)午後1時30分~

歴史から見た松本のまちづくり

話題提供 平尾 勇さん  [前松本市商工観光部長]

日   時      10月14日(土) 午後1時30分 ~3時30分 (予定)
会   場      あがたの森文化会館  本館 1-5 
参加費        200円

 「まち」というのは、そこで暮した人々の長い歴史の中で少しずつ形成されたものだろうと思います。社会的な大きな変動があり、産業の変遷があり、歴史に名をとどめる篤志家的な産業人がいて、国の政策があって、今の松本があります。

 明治以降の日本の近代を大きく牽引したのは製糸業であり、その製糸産業の中心的なまちの一つが松本でした。広大な桑園を耕し、大きな製糸工場をつくり、そこで働く人々を集めました。暮らす人が増えれば、その生活を支える商店・飲食、娯楽施設も増え、住まいと町並みができ、道路も整っていく。さらに、それを支える都市基盤としての交通、電力・電灯、銀行等の金融、人材育成のために学校が整い、徐々に近代都市が形成されていったのです。

 これは数百年続いた城下町の町割りに、近代産業のもたらした新しい街を重ね、上手に融合するような営みであったように思います。

 「“まち”とは、そこに暮した人々の記憶の集積である」といわれます。高名な政治家や産業人も、名もない市井の人々も同じく泡のように消えていきます。しかし、そこで暮した多くの人々の生きた痕跡や記憶は次の世代に引き継がれ、確かな形としての“まち”を残していったのだろうと思います。

  今回のサロンでは、とくに変化の激しかった明治以降の松本の歴史を産業史に焦点をあてながら、人々の「記憶の集積」をたどってみたいと思います。 

 平尾勇さんは長野市出身。慶応大学卒、明治大学大学院修了。富士総合研究所、長野経済研究所の理事・調査部長を経て、松本市の任期付き職員として、商工観光部長、健康産業・企業立地担当部長を歴任。「世界健康首都会議」の開催、健康産業の創出をめざす「松本ヘルス・ラボ」の起ち上げ、健康医療関連の企業誘致「松本ヘルスバレー」構想など、松本市が掲げる「健康寿命延伸都市」の道筋づくりに本年3月まで尽力。

 ☆テーマに沿って話題提供者の話のあと、気楽に懇談。自由にご参加ください。

主 催 サロンあがたの森実行委員会 共催 旧制高等学校記念館・記念館友の会
問合せ 旧制高等学校記念館 (℡35-6226 Fax33-9986)