第157回サロンあがたの森 7月8日(土)午後1時30分~

コトバで結ぶ人と人

話題提供 鳥羽 季義さん  [言語学者]

日   時      7月8日(土) 午後1時30分 ~3時30分 (予定)
会   場      あがたの森文化会館  本館 1-5 
参加費        200円

  松本市と姉妹提携を結ぶカトマンズ市は、ネパールの首都だ。両都市のつながりの歴史は長いが、山岳関係者を除けば、ネパールという国を「近い」と感じる市民は案外少ないのではないか。

 ネパールはインドとチベット(中国)に囲まれ、北海道の2倍弱の広さ。この小さな国に、60ほどの言語がある。鳥羽季義さんは、カトマンズの東方にある山村で、全く言葉の通じない村人たちとの生活を始めた。

 カリン語を習い覚え、カリン語をローマ字表記するところから手を付け、バイブルのカリン語翻訳を行った。さらにカリン語・ネパール語の英語辞典をつくり、現地語での教科書も刊行した。

 2016年まで46年間(途中、中断期間あり)にわたり、同国の多言語、多民族文化を研究するとともに、識字教育、キリスト教教育に力を注いできた。

 「言語を研究していて学んだ絆の糸の道」― こう表現する鳥羽さん。「日本とまったく違う世界に飛び込み知った自分の限界と、そこに住む人々の愛情、よそ者を受け入れて共生する心を、お伝えできれば」と話している。

  鳥羽さんは1938年、明科町(現安曇野市)生まれ。慶大を中退して日大に入り言語学を修得。卒業後、ワシントン州立大学などに留学。70年からネパールに。東京外国語大共同研究員などを経て、ネパール国立トリブバン大学客員教授を務めた。妻は留学時代に知り合ったドイツ人のイングリットさん。池田町在住。

 ☆テーマに沿って話題提供者の話のあと、気楽に懇談。自由にご参加ください。

主 催 サロンあがたの森実行委員会 共催 旧制高等学校記念館・記念館友の会
問合せ 旧制高等学校記念館 (℡35-6226 Fax33-9986)