第153回サロンあがたの森 2月18日(土)午後1時30分~

商都まつもと今昔ものがたり 

話題提供 池田 六之助さん  [アステップ信州取締役会長]

日   時      2月18日(土) 午後1時30分 ~3時30分 (予定)
会   場      あがたの森文化会館  本館 1-5 
参加費        200円

 もう何年も前になる。地元の大型店が「消費者ニーズ」を理由に元日の初売りに踏み切る、との動きを伝えた新聞記事を見て、老舗呉服店を営む池田さんは痛憤した。

 一年を締めくくった大晦日の翌日、売り場に駆り出される従業員の姿を思ったからだ。「あまりの非常識。文化としての正月を乱暴に引き裂く所業」と投稿した新聞で断じた。返す刀で消費者にも語りかける。「2日の初売りまで24時間だけ買い物を我慢してくれませんか」。年の始めの文化と伝統を大切にしたいという独自の視点と論点による直言だった。 

 旧制松本高校との縁も深い。池田さんが小学3年生のころ、松高生が池田さんの自宅に下宿した。「春寂寥」や「松高小曲」などを覚えたという。松高の誘致と開校に奔走したのが池田さんの祖父に当たる初代・池田六衛さんだった。「松本の〈まち〉に残した文化性と学問の府としての存在感は、松本の歴史に重要な部分を占める」と著書に記している。

 お座敷文化にも造詣が深く、都々逸や小唄、端唄を愛する池田さんが、巨大商業施設の新たな出現を控えた城下町の今昔と文化を、辛口と甘口を混ぜ合せた妙味で語る。

 池田さんは昭和8年生まれ。アステップ信州取締役会長。元松本青年会議所理事長。著書に『城下町今昔わが〈まち〉松本』(三修社)や『六之助酔狂噺』(三月書房)などがある。信州大学の学生を対象とした全6回の講座「庶民と松高そして信州大学」の講師を務めた。

 ☆テーマに沿って話題提供者の話のあと、気楽に懇談。自由にご参加ください。

主 催 サロンあがたの森実行委員会 共催 旧制高等学校記念館・記念館友の会
問合せ 旧制高等学校記念館 (℡35-6226 Fax33-9986)