第2章 長期休みの心得
夏休みや冬休みには、学校から「休みの注意」が各家庭に配られていました。
明治44年の夏休み学習帳にある「暑中休みの心得」です。
「食ひすぎ、ねびへに気をつけよ」や「復習の仕事をせよ」、「家の手つだいもせよ」といった注意が書いてあります。
大正14年(1925)の「夏休の注意」の一部を紹介します。
・休業中の課題がありましたならばその日その日のことを勉めはたすようにご注意ください。
・時間や食事などが不規則になり仕事にもなまけがちになりやすい時ですから特にご注意願います。
・早寝早起きをさせること。
・氷水やラムネを多量に飲ませぬこと。
・伝染病のある地方へは旅行を見合わせること
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